今回は清水が勝手に割り込んで、総合入試ではない学生の視点から番外編をお送りします。それでも勉強楽しいゼ☆って話をしてやるよ!
本日のメニュー
・GPAについて~やっぱり大変な部分はあるね~
・専門楽しい!~大学生らしい、愛くるしい意見をお届け♡~
・オタク特有の早口~さらに込み入った専門的分野を紹介♪~
以上の三本でお送りします。合間に、自宅待機の成果であるプラモデルの写真を挟みます。サブリミナル!
ガンダム00に登場する、00ガンダムです。背中の装備が重すぎてまっすぐ立てないので、主兵装のGNソードⅢでバランスをとっています。
~GPAについて~
僕は後期入試で工学部応用理工系に入学しましたが、一年のとき、やはりGPAに悩まされた...というのも、うちの学科にはコースが複数あり、そこへの振り分けはやはり教養のGPA次第だから。実際、北大の学士課程で現在、入学時点で専門が完全に確定しているところは、理、医、歯など非常に限られる。農も水産も、我が工も、学部別で入ったやつらにも等しく、学科コースの振り分けが待っているのです。総合入試で入るよりもいくらか希望が通りやすい程度。それがいまの北大です。
僕はと言えば、応用物理学コース以外行く気はなかった。物理大好き人間なので、応用化学か応用マテリアルに振り分けられたら、授業は適当にこなしつつIT系(と、できたら物理、数学も)の知識を自分で強化して、それで手に職つけるつもりだった。教養の授業があまり楽しめなかったし、個人的にしんどいので成績稼ぎの世界からは距離を取りたかったから、GPA2.8とかのイマイチなところに落ち着いたけど、無事に応物に移行できた。そのくらいウチの移行は総合入試より楽だったんだけど、宙ぶらりんの状態で不安に思いながら過ごす苦しみはみんなと変わらないものがあった。しかし、高校卒業したての子供たちにいきなり専門を決定しろ!というのはなかなか難しい。僕のようにすでに心を決めて入ったやつにも、ほんの少し時間的猶予を与えたうえで、やはり物理がやりたいです、という結論に至るプロセスは別に無駄ではない(正当化!?)。
大学側としての、猶予を与えてやりたいという理念と、執っている手段の間にほんの少し乖離があるに過ぎないのだ。無限に猶予を与えることはできないから、どこかで判断しなくてはならず、その指標としての教養の成績という帰結は自然な流れだ。そして、学科ごとに定員を設けなければ、教員の負担、そして人材、の双方が特定の分野に偏ることになりかねない。当初はいやいや配属された分野でも、追って花開く人材も過去多くあったであろうことから考えると、それでよいのだ(少々他人事だが)。つまり、制度は何一つ間違っていない。部分的に、些か実態が伴っていないだけということだと僕は思う(擁護!?)。
腕立て伏せをするダブルオー
~専門楽しい!~
ようやく専門に配属された現在、オンライン形式ではありますが授業がスタートしています。授業本体も課題も、好きな時にやってよいものが多く、僕のようにもともと授業で話を聞かずにやりたい勉強を勝手にやっているような人間には無駄な時間が減って、すごくいいです。自宅でできるというのも、めちゃいい。無駄に外出準備して、教室まで足を運んで、もうとっくに理解している部分まで聞かなきゃならない授業よりも、わかっているところは飛ばしてやれるので、効率がいい。正直、座学はずっとこれでいい。
もちろん、教育者側の立場で考えると、こういう勝手にやってくれる奴はいいんだが、やらないやつの管理がしづらくなるのでそこは少したいへんかなーと。まぁ僕には関係ないやい!
ちなみにうちの学科は、応用と言いつつも、”物理”を応用しようという場所なので、学部の間は理学部ティックな、理論をそこそこしっかりやるというのがメインになります。それに並行して、材料工学、機械工学など、いざ実践するときにはどういうモノになるのか?といったもののイントロダクションの授業が入り、工学部らしさを保っているという感じです。
続いてスクワット。膝を壊しそうなフォームだ!
~オタク特有の早口~
ここからはわからない人少し置いてけぼりです。しかし一番楽しんで書くので暇なら見てくれ!トランザム!
僕が興味あるのは、トポロジー理工学です。トポロジー(位相幾何)という、数学の中でもかなり抽象度の高い話を応用しようという分野です。なんでそんなことするかというと、量子の存在(位置)は確率的なもので、古典的な力学では手に余るので、場という考えを導入するのですが、その際に位相幾何学的な考え方をすると相性が良いので、いろいろできるぞ!とかがあります(まだペーペーなので全く理解はしてません)。応用の対象としては、物性分野では相転移、超電導など、宇宙、素粒子論分野ではひも理論など、トンでもない可能性があります。この手の話を学科の課題で書いたところ、先日、北大のトポロジー物理の先生から個人的にメールをいただいて感激しました。もっと勉強頑張るぜェ!?
こんだけ言っておきながらまだ学部レベルの物理をひいひい言って勉強している最中なので、最先端に到着するまであと、どれくらいかかるやら。
お疲れ様。3日ほど休めて、超回復を待とう!プロテインも飲むか?
~エピローグ~
ちなみに、00ガンダムの両肩のトンガリは太陽炉といって、位相欠陥というトポロジカルな現象を応用した高エネルギー動力機関という設定になっています。まだ現実には実現していませんが、トポロジーをやっていくと、太陽炉も作れるかもしれません。夢がある!
長くなりましたが、要は、楽しんだもん勝ちということです。一見成績稼ぎでも、自分のやりたいことをやるために精一杯の努力をする!それでよいのではないでしょうか。
これは、医師田がよくやるポーズです。面白いと思っているんだと思います。
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