「映像素子がフルサイズ(35mm版)でコンパクトなカメラ」ということで、先日発表されたライカM9の情報をWebで漁っていたとき、"成り歩ごのみ" という blog にたまたま出くわした。
このblog、著者の思想に賛同するかどうかは別にして、語り口が非常に私好み。
著者自らの考えはハッキリ主張しつつも、決して押しつけがましいところがなく、一話の中に唐突な話題転換を折り込みつつも、どこか、想いに首尾一貫なところを感じる。
一話の長さは必要最低限であり、それでいてその話の "想い" はしっかり伝わってくる。
最新話から過去に向かって読み進めていくと、著者はパソコン関連の企業で、それなりの年齢に達しておられ、それなりに高い地位にある方な模様。
日々健康のため、走ったり自転車を漕いだりしつつも、それが話題の中心となることは少なく。読書や写真を趣味とされているらしい。美に関して、沢山の "良いもの" を見知っておられ、自らの "美意識" を確立しておられる。
沢山の文章を読んで、はじめて書けるようになる文章だなー、と感じる。こういう随筆を書けるようになると、いいな。