orca は、流石に通勤には使いません。
平日はホイールを換装して、固定ローラーの上。
ビンディングペダルに慣れることも兼ねて、帰宅後毎日30分から1時間漕いでます。
体重も更に 1~2kg ダウンで、70kgを切らんとする勢い。(*゜▽゜)ъ
さて、普段から走るときは、Polar S720i を使って速度、距離、心拍数、消費カロリー、ケイデンス(ペダルの回転数)等々のデータログを取っています。
取ったデータは赤外線通信でPCに吸い上げて、「今週はいっぱいカロリー消費したなー」とか、「もっとケイデンス上げたまま保てるようにならないと、下呂まで4時間連続走行はくたばるだろなー」とか、「もう少し心拍下げて、LSD(Long Slow Distance)を心掛けよう」とか、次の一週間のトレーニング計画、もとい通勤時の心掛けを考えるワケです。
S720i は、フォーク(前輪)に取り付ける速度センサ、ダウンチューブ(ハンドルとペダルの間)に取り付けるケイデンスセンサ、バンドで胸に取り付ける心拍センサ、の3つの無線センサでデータを収集します。
固定ローラー上で漕ぐ場合、前輪は回りません。回転するのは、ローラーに接触している後輪だけです。
ならばシートステイかチェーンステイ(後輪を支えるフレームの構造物)に速度センサを付ければよい、と考えるわけですが…ハンドルに設置した受信機まで、電波が届かないのです。orz
「速度センサ強力電波版」でも出してくれりゃ、即買いするんですが…残念ながら、ありません。
かわりに、「パワーキット」というモノがあります。本来はペダルを漕ぐ仕事(パワー)を計測するためのオプション品ですが、色々とクセが強くて扱いずらく、酷評されている方も多々いらっしゃるようです。
しかし、単純に「有線の速度センサ、ケイデンスセンサ」として使うだけなら、そんなにヒドい代物ではありません。他のサイクルコンピュータに乗り換えることなく、これまで蓄積してきたデータの続きを蓄積できる、という利点もあります。
ネガは2点。
1つは、「ただの有線センサにしては高い」こと。
もう1つは、「チェーンステイに置くパワーセンサが、デカくて格好悪い」こと。
ま、引き続き同じデータベース上でデータをとり続けよう、と思ったらコレしか方法が無いわけで…
付けてみました。
チェーンステイ上のパワーセンサと、リアディレーラのプーリーに取り付けた、チェーンスピードセンサ
結線が長すぎる部分をシートチューブ下部に巻き付けて…
スピードセンサは反対側のチェーンステイに取り付け。
パワーセンサから伸びるもう一本の線はダウンチューブの下を這わせて… (POLARシールで固定)
トップチューブ、ステムに沿って、バイクマウントへ。バイクマウント上のピンに受光器(腕時計)をセットして、有線受信。
外観はこんな感じ。
まぁ…ぱっと見は目立たないから、いっかぁ。(^^;
パワーセンサからチェーンスピードセンサまでの配線がちょっとアレです。変速の邪魔をさせないように緩く付けたんですが、明らかに緩すぎました。これじゃ下手すりゃ後輪スポークに巻き込んで断線します。後で付け直そう…
で、朝10:30の開店と同時に「じてんしゃひろば遊」さんとこに駆け込んで取り付け作業やってたんですが…
取り付け終わったのは、昼過ぎ。( A )
滅っ茶苦茶、時間掛かりました。ええ、自力で付けるンです。この店では、常連は。道具だけ借りて。
店に到着と同時に豪雨が降り始め、どうしたモンかと思ってましたが…杞憂でした。
全ての作業が完了すると、こんな空。
ん~(^^; スッキリシネー
帰路、信号停車からの加速ダッシュしたり、35km/h巡航したり、試してみましたが…
たまーに、全信号が途絶えます。どうやらバイクマウントと受光器の間のピンで接触不良が起こっているっぽい。後でアルコールで拭いてみよう。
それ以外は、まぁ取り立てて問題も無く。
オマケのパワー測定は、信号停車からの急加速が最大540w、30kmh巡航で200w前後、だそうで。フーン(´-`)ってなカンジ。1馬力(735w)には遠いのぅ~
加速時が、一番沢山仕事してるようです。
30km/h程度の巡航中は、大した仕事してません。
漕ぐの止めると、惰性で走っててもピタッと0Wになります。
加速時、片足の踏み込みと同時に、反対側の足で引き足を使うよう心掛けると、グッと仕事が増えるのがオモシロイ。心拍もポーンと上がって、165bpm にもなっちゃいますが。(^^;