お休み前のBLOG。

息抜きの海外旅行にも行けず、特急ひたちで東京と浜通りを行き来する平凡な日々を描くブログです。

今年の正月はタイへ 11.三等車は命がけ?

2007-01-02 | たび
 発車30分前になったので窓口へ行ってみる。そろそろ切符売り出しのころだ。と、掲示を見ると40分遅れとのこと。到着は15時25分ごろとのこと。また1時間以上の時間ができた。バスで帰ろうかな。確かにバスだと100バーツ弱でエアコンつきだ。魅力的だが、帰りの渋滞が気になる。ということで列車を待つことに。それにしても暇だ。
 子供たちは元気だ。前に来たときにも思ったが、タイでは子供を見かけることが多い。日本より多いんじゃないかな。少子化などはどうなっているか詳しいことはわからないが、まだまだ子供が生まれていて、親も子供を連れ出していくことに積極的なんじゃないかな。
 ようやく切符が売り出され、100バーツ支払う。3~400円でぎゃあぎゃあ言うわけじゃないが腑に落ちない。やがて列車が遅れてやってくる。「プラットフォーム3にくる」というが、ホームは2本しかないぞ。やがて駅員が、もう一本外側に停まるという。そこは芝生しかない。プラットホームというのかこれも解せない。
 乗り込むと超満員だ。なぜか白装束の人も大量に乗っている。何かの宗教団体の人か?
 何両目かの車両にようやく空席を見つけ、座る。両脇とも子連れだ。よく見ると、乗ってきた列車の同じ車両だった。
 遅れているため、列車はがんがん飛ばしていく。線路が悪いのでよく揺れる。揺れるどころか飛び跳ねている。ばねのストロークを使い切って、ドカンと大きなショックを感じることもある。台車は国鉄時代の国電と同様の形式で頑丈なのはわかっているが、壊れないかと心配になる。
 それに、逆光で見ているせいか、車内の埃がものすごいことになっている。かばんも服もざらざらだ。行きに一緒だった日本人熟年3人組も同じ車両にいて、オバサンが相変わらずしんどそうにしていた。一向に遅れは回復するはずもなく、南本線に合流する。その直前、特急ハジャイゆきを待ち合わせる。結構なスピードで通り過ぎてゆく。
 南本線に合流し、線路がよくなった分だいぶましになった。揺れはなくスピードも速い。車内では、駅ごとに物売りが乗ってきて、水やジュース、ビールから、ご飯、焼き鳥、お菓子など何でもありだ。長時間揺られているせいでドリンクを中心によく売れている。
 だんだん暮れなずむころ、ようやく、タリンチャン市場のそばの小さな駅に到着。数人が一緒に降りる。はぁ疲れた。
 しばらく歩くと見覚えのあるバス停に到着。79番のバスでサイアムスクエアへ。18バーツ。冷房が心地よい。ふと思い出すと、ほぼ12時間ぶりの冷房だ。改めてエアコンのありがたさが身にしみる。
 サイアムパラゴンによって、夕食にいつもワンパターンのカオマンガイとソムタムを食べ、ビールを買ってホテルへ。シャワーを浴びてバタンキュー。


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