宇都宮から乗り換えた電車は黒磯行き。このまま行けば黒磯で次の電車にすぐ乗り継げる。しかし、2駅目の宝積寺で下車。
不思議な駅で、町が補助金を出したのだろう、天井に木工細工。地震で落ちてこないか心配だった。
外に出ると、大谷石づくりの蔵。栃木県は大谷石の産地なのだった。そう言えば、各駅のホームも大谷石積みのところが多かった。
この駅は、烏山線の分岐駅。大金といっためでたい名前の駅もあるが、それが目的ではない。世にも珍しい蓄電池式電車が一日4往復しているのだ。この電車、宇都宮から烏山まで走るのだが、宇都宮からここ宝積寺までは東北本線の電化区間を走る。ここから分岐して烏山までの往復は電化区間で充電したバッテリーで走るとのこと。それまでのディーゼルカーに比べてCO2も少ないし、加速が良いらしい。
そうこうしているうちに、烏山からの宇都宮行きがやってきた。電車のくせにパンタグラフを上げていない。
ね。
駅に停車してドアが開くのとほぼ同時にパンタグラフが上がり、架線からの給電が可能に。ここからは架線からの電力で走ると同時に、バッテリーにも充電するとのこと。
動画もアップしておく。
この手の電車はJR九州の筑豊本線・若松=折尾間や東日本の男鹿線でも計画されているそうな。地上設備が少なくて済む分、普及が進むかも知れないな。
この電車を見送って、こちらはさらに下り電車に乗る。