お休み前のBLOG。

息抜きの海外旅行にも行けず、特急ひたちで東京と浜通りを行き来する平凡な日々を描くブログです。

「新しい日常」の夏休み Day3(1)懐かしい道東へ

2020-09-10 | たび

 今日は、根室本線の先端部、「花咲線」と呼ばれる区間に乗ってみる。実は根室には行ったことがない。これだけ北海道に来ているのに、若い頃から「端」には興味がなかった。なので、この辺に来たときも、浜中で降りて霧多布に行ったり、厚床で乗り換えて標津線で根室標津、羅臼に向かったことも。

 始発の快速「はなさき」は5時35分に発車。早起きして駅に向かう。朝の早い道東の朝日を見る。

 釧路駅も朝日に照らされてほんのり赤い。

 根室本線の始発は5:35、釧網本線は6:03。以前はこれらの列車に札幌からの夜行特急「まりも」が接続していたのだが、廃止になって随分経つ。昔の写真を見ていたら、網走行はほぼ同じような時間に発車していたようだが、快速はなさきも6時前後の発車だったらしい。

 キハ54形の単行列車。これは15年ほど前から変わらないかな。かつては急行ノサップだったのにねぇ。

 乗車するとパタンパタン式クロスシート。よく見ると肘掛けの下に懐かしいものが。初代新幹線のシートだった。残念ながらテーブルを引き出すことはできなかった。

 シート地にはフクロウ、白鳥、エトピリカなど道東にちなんだ図柄が。

 東釧路を過ぎると原野と原生林の中を通ってゆく。徐行したかと思うと、汽笛を連打。なにかと思って運転席の先を覗くと、狐が線路を悠々と歩いている。写真を取りそこねたのが残念。

 後部運転台から通ってきた線路を移す。通路扉のガラスにはバードストライクの跡。

 空は雲が多いが明るい。遠くの畑で切りが立ち上がっているのが見えた。

 やがて海が見えてきた。

 厚岸駅に到着。すれ違いの釧路行の列車はクリオネラッピングだった。

 この街にも何回か来たことがある。それも仕事で。来るだけで一日がかり、必ず1泊しなければならなかったのは懐かしい。当時の関係者の皆さんはどうしておられることだろう。



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