ここからは釧路に向かう。おとなしく南千歳駅で乗り換え列車を待っておいても良かったのだが、同業者(大人の休日倶楽部パス)の人たちが大量に待合室でたかっていたので、特急の1本前の普通列車で追分まで先行し、追分で特急を待つことにした。千歳始発の追分行。走行距離はそこそこ長いはずだが、途中停車駅はここ南千歳駅だけ。
高波被害で線路が流され、結局このまま配線になると言われている日高本線用の車両だった。かつては、襟裳岬方面への観光客が大量に乗っていたのにねぇ。
こちらはJNR扇風機付き。
窓を開けて初秋の空気を車内に取り入れる。ここから追分までは途中の行き違い信号場がいくつかあるものの、駅はない。車窓には農地が広がっている。
ここはトウキビ(とうもろこし)畑のようだ。
この写真をSnapsheedで加工。HDR風フィルタを2回かけるとアニメ背景のような雰囲気になる。
列車は程なく追分駅に到着。一旦改札を出て特急に乗り換える。
この駅は古くから夕張方面、空知方面の炭鉱から室蘭港に石炭を輸送する重要な分岐点だった。追分機関区もあって、国鉄最後の蒸気機関車牽引列車が走ったのもここ。
少し歩いてセイコーマートへ。ラマダンは一旦休止。
鉄道の町らしく、駅舎内には国鉄時代の制服が展示してあった。
かつての栄華を示す写真。
おおぞら7号はもう少ししたらやってくる。
改札が始まって(列車ごとの改札も北海道ならでは)、ホームに出る。広々とした構内に剥がされた線路跡。歩道橋のスパンが無駄に長い。
もうそろそろ特急がやってくる。
ここからは何度も通っている石勝線区間。そういえば、あまりちゃんと風景を見ていなかったような気もする。新夕張駅。札幌行の特急とすれ違う。ここから分岐していた夕張支線(もともとは夕張線本線)には随分前に乗ったが、廃線になってしまった。
ここからは人里離れた山中を突き進む。
北海道の旅のお供といえばこれ。
狩勝トンネルに入る最後の串内信号場で上り特急とすれ違い。
新狩勝トンネルを抜けると日本三大車窓の狩勝峠の風景。
帯広をすぎると日が傾いてくる。十勝川。
池田のワイン城も夕日に照らされて赤い。
豊を過ぎたあたりで日没。
最後の停車駅白糠につくが、霧が出てきた。そのためやや遅れ気味。
結局、終点の釧路には5分ほど遅れて到着。1番線ホームの端にある国鉄時代からの駅名標。
お疲れさまでした。
ホテルにチェックインした後、夜の街に繰り出しては見たものの、ピンとこず。
何故かこんな牛が店の前にいたりする。
結局、カップラーメンで夜食。
明日は早起きなので、さっさと寝てしまおう。