バリ時々晴れ

旅行と日常

韓国を予習しないで韓国に行った話。中央会館でビビンパを食らう編。

2019-09-12 20:30:28 | 日記
石焼きビビンパ。


石焼きビビンパ。


韓国の小宇宙すら感じるこのビジュアル。


石焼きいもとは違うこの異国感。


素晴らしき世界旅行

で見たこの食べた事ない、ワクワク。


それを食べれる。


友人から何か甘いもの食べに行こうかと言われても頑なに断った。


ビビンパを美味しく食べたいがために。


誰がために。


鐘はなるのか?


意味がわからん。もうおかしくなりそうである。


友人のお父さんがお得意様なのか二階のお座敷に通される。



お父さん、普通の人じゃないんじゃないか?


薄々と何か違う空気を感じていた。


どうしても食べさせたかったんだよ。お父さん。この中央会館のビビンパ。


ありがとうございます。


沢山食べるんだよ。


はいっ!


そして、黒々とした石焼鍋にビビンパは運ばれてきた。


これかぁ。


暑いから器触ってはダメだよ。


友人が今にもかぶりつきそうな私を静止した。


中央会館のオモニが私を見てる。


この子は娘の友達なんだよ。と言う事を多分ハングル語で言ってると思われる。


沢山混ぜて食べてね。


日本語で私に言う。


ハングル語から日本語まで飛び交う不思議な中央会館二階。


もういい?


私が言うと、


まだまだ。


もういいですか?


まだまだ。


かなり混ぜて原型がないぐらいでオーケーの指示。


何があったんだっけ?


食べて見ると美味しい。何なんだろう。熱くて複雑な色んな味。


日本にはない味。


マシイッソヨ


そうかそうか。喉大丈夫かい?


はいっ!


あまりの熱さにお水を飲んだ。普通外国では生水を飲むなとか沢山の旅行本に書いてあるけど、最初に友人のお父さんから水に対して説明があった。


韓国は下水がきちんとしてるから大丈夫だよ。


本当に大丈夫だった。


生水ガブガブ飲んでも平気。二年前に仁川空港に行った時酔い止めを空港の水で流しこんだ時も大丈夫だった。


旅行好きとしてはとても面白い情報であった。


話は戻って、中央会館。


ビビンパだけでなくキムチや水キムチ、海苔やオイキムチ、とにかく小皿が沢山ある。


水キムチ美味しいです。


私が言うと、


おかわり自由だよ。頼んであげるよ。


お父さんが頼んでくれる。


水キムチがわんこそばの様に追加される。


韓国では水キムチはお腹痛い時とかそのスープだけ飲むんだよ。


友人が言う。


へぇ。


私が韓国で好きな物一つ、水キムチ。


普通の赤いキムチよりあっさりしてて、酢の物に近い。


最終日なんてスープもちゃんと飲み干すくらいになった。


何もかもが美味しい。


本当に楽しかった。


お腹パンパンにして中央会館から歩いてホテルに戻る。


咳出ないんじゃない?


友人が寝る前に言う。


あ、本当だ。直ってる。


凄いね。韓国に住む?


いいね。


あなたの柔軟性本当に好き。おやすみ。


おやすみ。



次回韓国の銀行で特別室に通されるの巻。

韓国と言う国を全く予習しないで韓国に行った話。明洞一人歩き編。

2019-09-09 19:01:42 | 日記
友人はどこに行ってもそうだ。


一人で歩いて来たら。


そう言う。


バリ島に行った時もそうだ。


一人で行って見たら。


何故だか友人にそう言われると行けない自分が悔しいので、行けないとは言えないのだ。



うん。


かなり背伸びした答えだ。



でも今はそれのお陰で海外旅行一人旅が出来る様になったから感謝の一言である。



さて、韓国一人歩き。



ホテルに友人を残してすぐ近くの明洞の街に降りた。



怖い思いは全くない。



考えて見るとここにいる韓国の人たちも私を日本人とは思ってないようで、普通にハングルで話かけてくる。



Idon't understand, sorry.


そう言うと呆れてしまう。



友人に言わせるとあーあんた日本人かい?的な感じらしい。



はい、日本人です。



今でこそ明洞の街は日本語で溢れてるが、90年代は日本語を話せるのはおばちゃん、おじちゃんのみ。



戦争の記憶である。



それでも韓国のおばちゃん、おじちゃんと話すのは楽しかった。



明洞を歩いてるとCDショップを見つけた。



当時カセットテープも売っており、お土産に買おうと試聴してた。



一つはその頃流行ってた3rd eye blind と言うアメリカのバンドとあとお土産に今で言うK-POPってやつを買おうとしていた。



よくわからん。



当時日本円で2800円ぐらいで買ったK-POPは会社の同僚に好評だった。



まだまだ帰らんぞ。



咳をしながらチープなジーンズ屋に入った。


今思うとかなりチャレンジャーだったと思う。だって私以外みんな韓国の人だもん。


何食わぬ顔でタイトなカーキ色のジーンズを選び、試着する。


今はわからないけどその頃の試着は試着室なんてなくて店の端で試着する。



丸見えである。


郷に入れば郷に従え。


普通に混ざって試着。



だから日本語話した時みんな驚いていた。



カーキ色とブラックのタイトなジーンズを購入。



ニコニコしてホテルに帰った。



ただいまーーー。


と、ノックすると、友人がドアを開けた。


おかえり。



楽しかったーーー。



危なかった?



全然。楽しかった。



ジーンズ買って来たの?



うん。日本円で1000円しなかったし、こう言う色ってあまりないから。



良かったね。



うん。



夜は多分中央会館に行くからゆっくりしたらいいよ。



中央会館?



ビビンパの美味しいところ。



楽しみ楽しみ。



下にコーヒー飲みに行く?



うん。



ホテルのラウンジにコーヒーを飲みに行った。エスプレッソっぽい濃ゆいそれはそれは美味しいコーヒー。



ブラウンシュガーあるよ。



大好き。


持って帰ったら。


うん。


三日間で謎のブラウンシュガーがスーツケースに10袋ほど。


だから税関で止められたか?



次回、中央会館でビビンバを食らう編。

韓国と言う国を全く予習しないで韓国に行った話。第二回。

2019-09-08 19:22:29 | 日記
午後何時だったかな?


あまりよく覚えてないけど90年代、10月の初めくらいに行った。


10月の初めだというのにソウルは暑かった。


真夏の様だった。


スニーカーを履いてたがサンダルを買いに明洞の街を散策する。


本当に何も知らないで行ったため、見るもの見るもの何もかもが楽しかった。


そして、熱があるのに、屋台のトッポギがどんな味がするのかきになって仕方ない。


お父さん。



何か面白い物見つけた?



あの屋台のソーセージみたいのはどんな味なんですか?



食べるかい?



本当ですか?



喉大丈夫かい?辛いよ。



大丈夫です。



この旅行は実は不動産王である友人の父が韓国からマンションで得たお金を持ってくるための旅。


つまり、お金を持ってくるにはある程度頭数が必要でその一人になるため、その代わり食事代、宿泊代は払って下さると言う夢の様な旅であった。


私がこの旅で払ったのは飛行機代のみ。四万円。



この場を借りて本当にお礼を言いたい。



お世話になりました。


なので食事は友人のお父さん任せだったのた。



それにハングルがわからないから屋台注文は全て友人のお父さんがやってくれてた。



な訳で私の目の前に赤いトッポギ。



熱いから気を付けてね。



一つ楊子で刺して食べてみる。



熱い、辛い、餅か。



おいしい。


何だこの味。何だ辛いだけでなく奥深いうまい、うまい。



美味しいかい?



美味しいです。



マシイッソヨって言うんだよ。



マシイッソヨ、ベリーマシイッソヨ。


マシでも通じるよ。


一緒に明洞の街の中で三人でトッポギを頬張っていた。


今でこそトッポギと言ったらどんな味が想像がつくが、90年代頃はそこまで韓国の情報はなく、何もかもが新しくて、熱があっても楽しかった。


食べる事の楽しさ、好奇心みたいな物が勝って食べないと言う選択肢はないから、何でもすすめられたものを食べて友人のお父さんを驚かせた。


美味しそうに食べるね。


全部きれいに食べるね。


見てて気持ちいいよ。


と良く言われてた。


それが自慢ですぅ。

心の中で言った。


咳をしながら街を散策すると、途中でお父さんが行かなくてはいけないところがあると言うことで別行動になった。


夜にまたね。


お世話になりました。気を付けて。


友人と二人で明洞の街の中を歩いた。帰り道は覚えている。


大丈夫だ。


韓国面白いでしょ。


うんうん。


そんな事より体調は?


大丈夫だよ。


あなた熱出して倒れた事あるからね、無理しないでね。


ありがとう。


友人と二人で仙台に行った時も風邪を引いて38度あった。


それでもキャンセルするのは悪いと思い、強行した過去がある。


途中で倒れた。


めまいと気分が悪くなり、どこかのデパートで倒れてしまった。


本当に迷惑をかけた過去である。


な訳である程度見たらすぐホテルに帰ってきた。


少し休もう。


ありがとう。


ホテルのテレビは今でこそ、日本のテレビ局が入るけど、その頃は日本の文化を入れられない時代だったので、テレビは韓国のものだけだった。


日本人一人で歩いたら危険?


大丈夫だよ。


私一人で明洞行っても?


大丈夫だよ。後で行ってみたら。


うん。


明洞一人歩き、次回公開。







バリ島珍道中。プロローグ。

2019-09-01 06:30:45 | 日記
偶然とは凄い物だ。



海外旅行は一人で行くものだと何となく思ってたのだが。



バリ島に行きたくて行きたくて、、、と言う方に出会ってしまった。



しかし私は最初断っていた。



ベトナムから帰国後長時間のフライトは避けたかったのだ。



バリ島に行くとしたら最低7,8時間。



アシアナ航空のせいだ。



まぁ、でも喉元過ぎればなんとやらで、忘れてしまうもの。




もともと飛行機好き、旅行好きなので了承した。



今回バリ島でどうしても滞在したい場所があった。



それはカルティカプラザ通り。



思い出の道である。



私が20年間前に気に入って通ってた通り。



20年前は



なーんにもなかった。



なんなら工事ラッシュで目に砂埃がやたら入った記憶しかない。



だからその変貌をどうしても見たいのである。



何度も一人で歩いた通りなので頭の中にはその時の風景を覚えている。



サンティカホテル。



ビンタンバリホテル。



ナトゥールクタホテル。



わかる人には懐かしいホテルの名前である。



今回宿はバリらしいリサタバリリゾートと言うところ。



空港から近く、カルティカプラザ通り近く。



本当に楽しみである。





二年前に行ったベトナム。第六回。

2019-09-01 06:12:08 | 日記
迷った。


本当はヴィンコムセンターに行きたかったのだが、全くたどり着かず。



どうしよー。



一人旅は基本悩んでる時間などない。一か八か聞くに限る。



こういう時その辺の人に聞くと適当に答えられてしまうので、なるだけ店の人に聞く。



could you tell me where the Vincom center?


困った時のクジューテルミー。


店の人は一生懸命教えてくれた。


全くの逆方向だった。


我ながら情けない。


まぁ、結果オーライ。


ヴィンコムセンターに着いた。


入り口わからん。


ぐるぐる20分程回って見つけた。


ちっちぇー入り口。


ベトナムの人のマインドがわからん。


まぁ、いいや。


入り口ちっちぇーのに中は大きなモールになってる。


入り口大きくしたらもっとわかりやすいのに。


しかもオフィスと入り口隣り同士で間違えてオフィスの方に行ったし。


なんだこの日本人と思われたに違いない。



もうそれだけで疲れた。


だからと言って帰る訳にも行かず、中を見る事にした。


上の階から一段ずつ見る作戦。


迷わないように内側に沿って歩く。


家電や、下着、スニーカーとめちゃくちゃ種類が多い。


途中、パン屋を見つけて、


バインミー用の小さなフランスパンを買った。


お金を払った。


あれ?


どこから来たっけ?



迷った。



もういいや。


とりあえず地下のスーパーマーケットに行こう。


いやたどり着けず。


と諦めかけた時、見つけた。



疲れきって、ホテルに戻る。



書くのを忘れたが一人旅には致命的な私は


方向音痴なのだ。


店に一度入るとどこから来たのかわからなくなる。


南大門市場でも迷って、


半泣きで市場のアジュマに助けて貰った。


その時は一人旅じゃないのに。


ちっとも学習せずに旅に出てしまう。


なんとかなるでしょ。


意外となんとかなる。


二日目の夜は隣のビルの屋上のクラブの爆音の音楽を聴きながら眠った。


疲れてたので


爆睡。