バリ時々晴れ

旅行と日常

二年前に行ったベトナム。第五回。

2019-08-29 20:45:10 | 日記
二度目の朝は隣の部屋の中国人がスーツケースを壁にぶつける音で目が覚めた。


最悪。


シャワーを浴びて朝の6時、日本時間で8時朝食に行く。


ついでに出掛けられる支度をする。


朝食にビーフフォーを食べて、ホテルの裏側のスターバックスに行く。


あぁ、急いでメガネ忘れてきた。


メニューが全く見えない。


と言うか読めない。


これは適当作戦。


デカフェ、アイスカフェラテ、ラージ、OK?


you're name?


そうだ、外国のスタバは名前を聞く。名前を言って席で待つ。


席に着いてWi-Fiを接続する。


名前を呼ばれる。


thanks.


席に着く。


心の中でテキトー英語が通じて良かったと思う。


大きなテーブルの端に座ってたのだが台湾の大勢の女子が座りたそうにしてたので、


どうぞ。


と言ったら笑顔で座った。



8人いたかな。



スマホで行くところを検索してマップ見て予習。


一時間でWi-Fiが切れた。



とりあえずシャトルバスに乗るためホテルに戻ろう。



ホテルのラウンジに戻り、約30分待つ。



今の時間に到着するのはどこの国の人のだろうか?



シャトルバスが来た。


行き先を伝える。



また小児科を通る。



渋滞である。



H.I.S.ホーチミン支店のビルの前。



本日はここから歩く。



歩く。



着かない。



迷った。





20年振りにバリ島に行く事になったきっかけ。最終回。

2019-08-29 20:34:40 | 日記
タクシーを降りてわらわらと物売りのおばちゃんに囲まれた。


その時のバリ島の第一の洗礼である。


買ってはいけない。


買ってしまったら永遠におばちゃんに付きまとわれる。


ここは日本語がわからない作戦である。


顔色ひとつ変えず道を歩く。


おばちゃんの方はあれ?日本人じゃないのか?


と思ってお金の持ってそうなおじさま、おばさまの方に群がる。


私と友人してやったり。


ランチを食べて買い物をしてホテルに帰って来たのは夕方。


プライヴェートビーチに夕日を見に行った。


クタサンセットそのまんま、めちゃくちゃキレイである。


遠くではプライヴェートビーチに入れずギリギリのところでギター片手に二十二歳の別れを歌ってチップを待っているバリニーズがいる。


良く聞いて見ると悲しい歌だね。


そうだね。


バリニーズって悲しい歌好きだよね。


ホテルカルフォルニアとか。


あーーわかるわかる。


いやいや昨日来たばかりの私たちにバリニーズの何がわかるっての。


と思いつつ、部屋に戻る。


正直この次の日からの記憶が何もなく、何を食べたのかも記憶にない。


あれほどバリ島に着いて面倒くさいって思った旅行だったのに、帰りの飛行機の中では次の予定をたてていた。


私は最終的にそれから何度かバリ島に行ったのだが、


20年近く海外旅行には行かなくなる。


色んな事があった。


バリ島のテロ事件、ニューヨークのテロ事件、何と言っても東日本大震災。


でも心のどこかではバリ島に行きたいと思ってたのかも知れない。


ただベトナム編で書いた通り飛行機で若干怖い思いをしたので長時間のフライトはちょっと無理って思ってた。


しかし人間っては忘れるもので、


やっぱりバリ島にまた行きたい気持ちの方が強いのだ。


偶然バリ島好きな方に出会って、再度20年振りに行くことになった。


その旅行記は新シリーズ、


バリ島珍道中にて。

20年振りにバリ島に行く事になったきっかけ。第四回目。

2019-08-26 20:31:32 | 日記
朝食の会場に行った二人。


見事に私たち二人アジア人以外は見事にヨーロッパ人だった。


何でアジア人がいるの?


みたいな目で見られてる。


いや私も客だし。


と、友人が一言。


あなたは日本人だからわからないけど日本にいる在日韓国人は同じ思いだよ。


と笑う。


軽い気持ちで言ったんだろう。


しかし、その後の私の海外における出会った人たちの接し方は友人のこの言葉がベースになってる。


同じ人間なんだから差別しちゃいけないんだよ。


的な。


その事にハッとなり、プチパニックになりサラダにフレンチドレッシングだと思って、ヨーグルトをかけてヨーロッパ人にまた白い目で見られる。


食後、プライベートビーチを散歩しようとしたが暑くて断念。


今のバリ島じゃ考えられない事だがその頃のバリ島はコンビニもなかった。


ちょっと買い物に行こうにもタクシーを捕まえなければならない。


値段交渉が必須なのでそれで鍛えられたのだと思う。


レギャンに行かない?


私たちがいるホテルはトゥバン地区のカルティカプラザ通り沿い。レギャンよりは南側である。


いいね。とりあえず雑貨見ようよ。


いいね。


カルティカプラザ通りを歩くとバリニーズに声を掛けられる。


トランスポート?


とハンドルを回す仕草。


タクシー必要やろ?


的な。


Ok, how much?for legan street.


1000円1000円。


だめーーーー。


これだけでは誰が何を言ってるかわからないから説明すると、


私が、


レギャンストリートまでいくら?


バリニーズが


1000円1000円。


友人が


だめーーーー。


1000円なんて論外。しかも日本円なんか外出する時持ってないし。


how much?for legan street?


500円。


日本円ないっちゅうねん。250円分のルピアにしてくれへん?


OK!


おおきに。


これで交渉成立。タクシーに乗る前に必ず交渉する。


因みにインチキ関西弁は友人だ。


なんやかんやでレギャン通りに来たけど物売りの多さに正直タクシーから降りたくなかった。


なんか面倒。


正直な気持ちが口から出た。


友人も静かに頷く。


バリの昼間の出来事である。


二年前に行ったベトナム。第四回。

2019-08-26 19:40:13 | 日記
シャトルバスに乗ると、虫の様に原付がいる。


バスに擦りそうで何か怖い。


しかし運転手大丈夫か?


さっきから陽気にジャスティンティンバーレイクが車の中でかかってる。


do you like him?


共犯にする気か?


一応yesと答えた。


共犯になった。


途中、原付の渋滞ポイントがあった。


ここ何あるの?


運転手じゃない日本語出来る人に聞いてみた。


ここは小児科。


こんな大きいの?


はい、ベトナムの子供たちは水が悪いから感染症になる。


その話を聞いてそんな事を聞いた自分が恥ずかしくなった。


日本は水がきれいな事がなんなら当たり前と思っている。


ここベトナムでは不衛生な水を飲む貧しい子供たちが抵抗力がなくて感染症になり、総合病院ぐらい大きな小児科に入院してるのだ。


そんな事、あるんだな。


遠い国の事の様に感じてたけど実際目の当たりにするとショックだ。


ごめんなさい。変な事聞いて。


私は言った。


あなたは日本人。そんなの気にする事ない。


そう言われた。


しかし、その病院を過ぎるとすぐにまた小児科があって、数えるとホーチミンの街の中でも4つくらいあった。


少しネガティブになりつつ、H.I.S.ホーチミン支店に着いた。


着くなり、トイレに行きたくなり、警備員にトイレの場所を聞いた。


すげー、ハンドシャワー完備じゃん。


ベトナムと言うか、東南アジア圏にはウォシュレットではなく、便器の横に独立してハンドシャワーが備え付けてある。


使いたいし、写真に撮りたい気持ちを抑え、H.I.S.ホーチミン支店に行った。


Wi-Fiをレンタルして、大聖堂、中央郵便局、ベンタイン市場を見て午後4時に終わる観光を午後1時に帰ってきた。


眠ってないので昼寝をした。


起きたら午後5時だった。


そうだ、コープに買い物に行こう。


ホテルの前の道を歩いた。


方向がよくわからないけど、なんとかコープに着いた。


コープの近くにファミマがあるのもチェックしてた。


原付の群れに負けじとお弁当を買って走ってきた。


部屋に戻り、充電にて息を吹き返したXPERIAを見ると妹からメールが入ってた。


大丈夫?


着いたの?


電話して。


大丈夫?


大丈夫?


やっべーー。心配しとる。


LINE電話した。


ごめん。バッテリー無くなって、充電プラグも壊れて、Wi-Fiレンタルしてきてやっと使えるようになった。


心配したよ。車の中の写メールから連絡取れないから。


ごめん。


ベトナムどう?


原付が半端ねー。


飛行機は?


めっちゃ揺れて酔った。昨夜は全然寝てない。


最悪じゃん。


まぁね。怖くて飛行機で帰りたくない。


大袈裟。


そんな事ないよ。


妹は大笑いしてる。妹は学生の頃、カナダで飛行機に雷が落ちて死ぬ思いをしてるので揺れるくらいなら麻痺してて怖くないのだ。


house keeping?


あ、ルームメイク来た、切るね。


うん。


no thank you.


とルームメイクのお姉さんに言ってとりあえずシャワーを浴びた。


明日はどこに行こうか。


MTVからはジャスティンティンバーレイクが歌ってた。


バイクの音が遠くに聞こえる。




二年前に行ったベトナム。第三回。

2019-08-25 20:53:11 | 日記
タンソンニャット空港に着いた頃は酷い飛行機酔いになってた。


気分が悪いうえに、イミグレーションで約一時間待ち。


スーツケースが出て来ず、一時間待ち。



深夜0時をとっくに過ぎていた。


空港で一万円のみ両替を済ませて、


自分の名前を探すやつ。


バリ島でも経験済み。


とりあえずスーツケースだけは手を離さずキョロキョロと空港の外を見た。


サートー!!


とひたすら大きい声で叫んでる人がいた。私を見て言っている。


サートー!!


あぁ、私の車だ。


私の元に来たガイドが今車呼びますと行ってスーツケースを取ろうとしたが、手は離さず。


そして、ガイドを装った詐欺グループの車に乗ったら終わりだとH.I.S.から事前に聞かされてたので、


what my name?


サートーなんて日本人いっぱいいるやん。あんた適当にサートーって言ってるんちゃうん?


しかしガイドは私のフルネームをきちんと言った。


それだけでは信用ならない。


私はガイドと運転手の名前を聞いて車に乗ってる間音のしないカメラアプリでこっそり写真を撮影してた。


そして車内Wi-Fiに素早く繋いで妹のLINEに送った。


一応ガイドの姿と言うタイトルで。


それを送った後私の大切なXPERIAは息絶えた。


ノーバッテリーでフィニッシュです。


ニューワールドホテルサイゴンでチェックインを済ませ。


部屋に着いた時間は深夜2時を過ぎていた。


シャワーを浴びて飛行機酔いのまま、眠れたのは朝方4時。


眠れねー。


6時に起きて外を見るとバイクの大群が見えてベトナムに来たと実感。


テレビを訳もわからずCNNにして、顔を洗う。


いやさっきシャワー浴びた感。


初日は観光を予定しているから嫌でも出なくてはならない。


軽く朝食を済ませ、H.I.S.ベトナム支店の入ってるビルに行くために無料シャトルバスに乗る。


その無料シャトルバスはニューワールドホテルが停車場所なので


ホテルのラウンジで待つ。


ソファーに座って、どんな国の方が多いのか見てるだけでも楽しい。


私は何人に見られてるのだろうか?


韓国の方が多い。


ここ座っていいかい?


的な事をハングルで聞いてきてるみたいだけど、


ケンチャネ。


と答えると笑顔が見える。


これだから海外旅行はやめられない。


色んな国の人と話すのは楽しい。


言葉なんてわからなくても楽しい。


話は替わるがH.I.S.ベトナム支店に行くのはもう1つの理由があった。


ノーバッテリーで息絶えたXPERIAを充電しようとコンセント入れたらプラグが壊れてしまっていた。


まさかこんなタイミングで壊れるなんて。


Wi-Fiのレンタルに付いてる充電コード目当てでH.I.S.ベトナム支店に行くつもりだった。


なので帰るまでスマホは使えず。


実はsimカードが入ってない予備スマホで撮影。


古いスマホを活用できて良かった。


バスはホテルを出て、原チャリの群れに入ろうとしてた。


シャトルバスに乗ってるのは私一人だけである。


続きは次回に。