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友人はどこに行ってもそうだ。
一人で歩いて来たら。
そう言う。
バリ島に行った時もそうだ。
一人で行って見たら。
何故だか友人にそう言われると行けない自分が悔しいので、行けないとは言えないのだ。
うん。
かなり背伸びした答えだ。
でも今はそれのお陰で海外旅行一人旅が出来る様になったから感謝の一言である。
さて、韓国一人歩き。
ホテルに友人を残してすぐ近くの明洞の街に降りた。
怖い思いは全くない。
考えて見るとここにいる韓国の人たちも私を日本人とは思ってないようで、普通にハングルで話かけてくる。
Idon't understand, sorry.
そう言うと呆れてしまう。
友人に言わせるとあーあんた日本人かい?的な感じらしい。
はい、日本人です。
今でこそ明洞の街は日本語で溢れてるが、90年代は日本語を話せるのはおばちゃん、おじちゃんのみ。
戦争の記憶である。
それでも韓国のおばちゃん、おじちゃんと話すのは楽しかった。
明洞を歩いてるとCDショップを見つけた。
当時カセットテープも売っており、お土産に買おうと試聴してた。
一つはその頃流行ってた3rd eye blind と言うアメリカのバンドとあとお土産に今で言うK-POPってやつを買おうとしていた。
よくわからん。
当時日本円で2800円ぐらいで買ったK-POPは会社の同僚に好評だった。
まだまだ帰らんぞ。
咳をしながらチープなジーンズ屋に入った。
今思うとかなりチャレンジャーだったと思う。だって私以外みんな韓国の人だもん。
何食わぬ顔でタイトなカーキ色のジーンズを選び、試着する。
今はわからないけどその頃の試着は試着室なんてなくて店の端で試着する。
丸見えである。
郷に入れば郷に従え。
普通に混ざって試着。
だから日本語話した時みんな驚いていた。
カーキ色とブラックのタイトなジーンズを購入。
ニコニコしてホテルに帰った。
ただいまーーー。
と、ノックすると、友人がドアを開けた。
おかえり。
楽しかったーーー。
危なかった?
全然。楽しかった。
ジーンズ買って来たの?
うん。日本円で1000円しなかったし、こう言う色ってあまりないから。
良かったね。
うん。
夜は多分中央会館に行くからゆっくりしたらいいよ。
中央会館?
ビビンパの美味しいところ。
楽しみ楽しみ。
下にコーヒー飲みに行く?
うん。
ホテルのラウンジにコーヒーを飲みに行った。エスプレッソっぽい濃ゆいそれはそれは美味しいコーヒー。
ブラウンシュガーあるよ。
大好き。
持って帰ったら。
うん。
三日間で謎のブラウンシュガーがスーツケースに10袋ほど。
だから税関で止められたか?
次回、中央会館でビビンバを食らう編。
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