やわらかな陽々

九重連山を中心に山歩きを楽しんでいます。

背振山系 金山 紅葉 2010.11.06

2010-11-06 17:11:08 | 背振山系

 紅葉は標高1000m付近が見頃となってきたこともあり、
近場の山もそろそろ色づく頃。
 前回11月3日の九重連山の紅葉山行は大爆笑の珍道中でしたが、
本日はうって変わって登山客も少なく秋の気配を全身に感じる
静かな静かな山行です。
 
三瀬峠登山口 9:35 気温9.5℃ 静穏
佐賀県・福岡県の県境、三瀬峠からは西へ行けば井原山、
本日は東の金山。

山道は、潅木に囲まれて、澄んだ秋空から射す陽の光をやわらかく遮ってくれる。
落ち葉が枯色の絨毯のように辺り一面を覆ってました。
僕の大好きなやわらかな陽射しの山道。


かさこそと舞い落ちる葉音が心地よく、登路脇には小さな小さな花が・・・・・


第一のピーク、三瀬山。


梵天のよう



三瀬山を振り返る。 人の背丈より高いススキがそこかしこに・・・・・


今年も残りわずか、赤と緑はクリスマスカラー・お正月色。


潅木に囲まれて進むので、紅葉や黄葉が手に取れるほど近い。


これだけたくさんの木々に囲まれているのに決して重くはなく、快適な、清涼な光景。


ふっと、手を広げて木々の感触を確かめたくなる瞬間。


これから程なく頂上。


金山頂上からの眺め、雲が上空を覆い始めたので見通しがあまり利かない。天山も薄っすらと。


11:35 気温 12℃ 静穏 金山頂上。


登山口から頂上まで潅木に囲まれて快適な山行ができる。


色づきはあまり良くないが、陽の光がスポットを当ててくれるので充分楽しませてくれる。


葉と葉が擦れ、舞い落ちる葉音、静かな、穏やかな、至福のひととき。


金山を望む。






市街地から決して遠くないのに深い深い山中に居るような、そう錯覚しそうな登山道。

登った山の回数やピークの数を数えたり、紅葉や花の最盛期に一喜一憂する
のも良いのですが、特に何もなく登りたい山に思いを巡らせ、高度を感じ、青い空、高い雲
そよぐ風、芳香を感じ、踏みしめる足音、囀る鳥の声を聴き、何も考えずにただ感じるだけ。
そんな山行も好きだ。

山と同化できたような、そんな瞬間が大好きだ。

山の女神は時に気まぐれで思いどおりにはいかないが、今日の山歩きは最高だった。

三瀬峠登山口 13:40 気温11℃ 静穏



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