紅葉は標高1000m付近が見頃となってきたこともあり、
近場の山もそろそろ色づく頃。
前回11月3日の九重連山の紅葉山行は大爆笑の珍道中でしたが、
本日はうって変わって登山客も少なく秋の気配を全身に感じる
静かな静かな山行です。
三瀬峠登山口 9:35 気温9.5℃ 静穏
佐賀県・福岡県の県境、三瀬峠からは西へ行けば井原山、
本日は東の金山。
山道は、潅木に囲まれて、澄んだ秋空から射す陽の光をやわらかく遮ってくれる。
落ち葉が枯色の絨毯のように辺り一面を覆ってました。
僕の大好きなやわらかな陽射しの山道。
かさこそと舞い落ちる葉音が心地よく、登路脇には小さな小さな花が・・・・・
第一のピーク、三瀬山。
梵天のよう
三瀬山を振り返る。 人の背丈より高いススキがそこかしこに・・・・・
今年も残りわずか、赤と緑はクリスマスカラー・お正月色。
潅木に囲まれて進むので、紅葉や黄葉が手に取れるほど近い。
これだけたくさんの木々に囲まれているのに決して重くはなく、快適な、清涼な光景。
ふっと、手を広げて木々の感触を確かめたくなる瞬間。
これから程なく頂上。
金山頂上からの眺め、雲が上空を覆い始めたので見通しがあまり利かない。天山も薄っすらと。
11:35 気温 12℃ 静穏 金山頂上。
登山口から頂上まで潅木に囲まれて快適な山行ができる。
色づきはあまり良くないが、陽の光がスポットを当ててくれるので充分楽しませてくれる。
葉と葉が擦れ、舞い落ちる葉音、静かな、穏やかな、至福のひととき。
金山を望む。
市街地から決して遠くないのに深い深い山中に居るような、そう錯覚しそうな登山道。
登った山の回数やピークの数を数えたり、紅葉や花の最盛期に一喜一憂する
のも良いのですが、特に何もなく登りたい山に思いを巡らせ、高度を感じ、青い空、高い雲
そよぐ風、芳香を感じ、踏みしめる足音、囀る鳥の声を聴き、何も考えずにただ感じるだけ。
そんな山行も好きだ。
山と同化できたような、そんな瞬間が大好きだ。
山の女神は時に気まぐれで思いどおりにはいかないが、今日の山歩きは最高だった。
三瀬峠登山口 13:40 気温11℃ 静穏
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