「おうちでみよう。」と言うことで、金曜ロードショーで「天空の城ラピュタ」を観たのです。
あらすじ:鉱山で働く男の子「パズー(主人公)」はある日空から舞い降りてきた不思議な少女「シータ」と出会う。シータの持つ不思議な石「飛行石」をめぐり様々な事件が起きる冒険活劇。
いやぁ、天空の城ラピュタは多分3回か4回くらい観ているのですが、観るたびに色々な発見があったり毎回ワクワクドキドキ感があって「ナカナカよく出来ている作品だなぁ・・・」と思います。
絵画のように美しい絵と、不思議な乗り物や石、心地よいアクションシーン、テンポ良く進む物語etc・・・と、まさに冒険活劇のお手本のような映画だなぁ、と思います。
ご覧になられている方も多いと思うので私があえてレビューを書かなくても良いと思われるのですが、あえて書くと・・・
- 物語の中盤にシータが軍に捕まりムスカが金貨3枚でパズーにシータをあきらめさせたところ パズーは家の前でころび金貨がばらまかれ、拾い上げて「こんなもの!!」と投げつけようとするが思いとどまるシーンがとても印象的。
- シータに「シータの住む村を見てみたい」とパズーが言った事 おいおい、これってサラッと"告白"してるんじゃないの?! と思ってみたり。
- ラピュタ発見時に「父の面影」を見た時 パズーは物語の序盤「父さんは詐欺師呼ばわりされて死んじゃった」とサラリと言っていたが、おそらくなみなみならぬイジメとか辛い事があったかもしれないのです。それでも父を信じ飛行機を作ろうとしていたので、ラピュタを見たときは感無量だったことでしょう。
- ムスカが「ラピュタの雷」を使った時 非常に恐ろしいモノではあるけれど、同時になぜか興奮してしまいました。
- もし「滅びの言葉」をシータが知らなかったら・・・ 「滅びの言葉」でラピュタが崩壊し物語は大団円となるのですが、もしその言葉を知らなかったら物語はどのようになるのか少し気になります。
夢や希望、思いだけじゃ生きてはいけない、とか、多勢に無勢と自分自身の限界を知ったパズーのやるせなさがこの1シーンで全てを物語っていると思いました。