フランダースの犬 あらすじまとめ その2

前回から

フランダースの犬27「アロアのいないクリスマス」アロアがイギリスへ旅立ってから1ヶ月。コゼツのところへネロ宛への小包が届く。コゼツは中身を見るまでネロには渡すなと言う。ぼんやりしているネロにヌレットはクリスマスパーティーを開催。エリーヌはネロへの小包を渡す。ネロに笑顔が戻った。

フランダースの犬28「親切な貴婦人」子供たちにとっては雪は楽しいものだがネロ達には厳しいものだった。荷車の止め木が落ち立ち往生。ネロが直したが再び壊れてしまう。優しい貴婦人が現れ牛乳を集積場まで運んでくれた。大聖堂で再び出会い美術館へ。大聖堂にはルーベンスの絵があと2枚あるという

フランダースの犬29「ルーベンスの2枚の絵」ネロはルーベンスの絵を見に大聖堂にやってくる。しかし、その2枚の絵を見る為には銀貨が1枚(1フラン)いるという。お金の無いネロはジェハンに本当のことが言えない。ジョルジュは誰かが見ている時に一緒に見れば良いと提案。しかし誰も見なかった。

フランダースの犬30「雪の中の約束」アロアの荷物をアントワープに運ぶ。ネロはあの貴婦人と再び出会う。貴婦人はネロの描いた絵を見たいという。大聖堂で会う約束をした。しかしジェハンが胸の痛みで寝込んでしまう。すれ違いで貴婦人とは会えなかった。自分の力で仕事をやりきった事を誇りに思った

フランダースの犬31「ネロの決意」長い冬が終わり春がやってきた。ミシェルは足を痛めてしまうが、無理をしてしまいネロが看病する。風車が壊れてしまいノエルが駆り出されるがミシェルの木が良いと強情を張る。ネロの将来をミシェルとノエルは考える。ネロはミシェルに代わり樫の木を切ろうと思った

フランダースの犬32「大きなカシの木」ネロはミシェルの看病の傍ら樫の木を切るがナカナカではない。手には豆まで作った。ハンスがミシェルのところへ行ったが埒が明かずコゼツに報告。ミシェルが治るまでどうしても自分の力だけで木を切りたいネロ。とうとう木を切り倒し、風車小屋が直ったのだった

フランダースの犬33「こころの手紙」暑い夏がやってきた。ヌレットへミレーヌから手紙が届く。ミシェルがジェハンにネロを木こりにしたいと言い出す。ネロはパトラッシュやジェハンと暮らす生活を望む。ヌレットは張り切っていたが神経痛で寝込んでしまう。ネロはジェハンとの心の手紙を交わしたのだ

フランダースの犬34「ヌレットおばさん」神経痛が酷くなったのでヌレットはミレーヌのところへ引っ越すことにした。アヒルのクロはネロ達を迎えに来ていた。ヌレットはクロをネロにあげることに。ハンスがクロの小屋を壊す。ネロは新しい小屋を作った。アロアがもうすぐ帰ってくるとアンドレから聞く

フランダースの犬35「お帰りアロア」どうしてアロアは急に帰ってくるのだろうと心配になる。アロアは船に乗っていない。コゼツは手紙を受け取りエリーナは涙する。アロアは病気にかかりアロアは入院中とジョルジュ達が突き止めた。アロアは病気の自分を見せたくないという。絵を描いてアロアに贈った

フランダースの犬36「アロアのくすり」アロアの病気は何なのか分からない。ジェハンの薬草が効くのか分からない。医者はアロアを村に帰す事を提案。ネロはハンスに追い返されたが医者はハンスに一喝を入れる。そして医者はネロの事をアロアに効く薬だという。アロアはネロに会うとすっかり良くなった

フランダースの犬37「うれしい知らせ」アロアはすっかり良くなったがコゼツはネロと会うのが気に入らない。絵のコンクールがあるという。入賞者には200フランと勉強が出来るという事にネロの心は弾む。コゼツはネロに「絵は怠け者のする事」と説教する。ジェハンはネロの夢を叶えてやりたいと思う

フランダースの犬38「ネロの大きな夢」アントワープで開かれるコンクール。アロアはアントワープの学校へ行く事に。ネロは寝坊してハンスとアロアの馬車へ乗せてもらう。アロアが遅刻してしまった為ジェハンがコゼツに呼ばれる。「子供が夢を捨ててしまったらおしまいだ」とジェハンはネロに言った。

フランダースの犬39「心をつなぐ二つの旗」ネロとアロアはすれ違いで会えないが、ジョルジュの計らいでネロやアロアが通ると旗をかける。馬車の修理でアロアとネロは一緒に行くことに。アロアは靴擦れに。アロアは帰りは一人で徒歩で帰り、ネロの激しい労働を知る。ジェハンはネロに内緒で仕事をする

フランダースの犬40「おじいさんの口笛」コゼツからジェハンが働いていると聞かされたネロは市場へ行く。ジェハンは野菜を売っていた。働くのが楽しいと。ネロは絵の事に夢中で紙の事を考えもしなかった。皆はパネルを使っているという。ジェハンはネロへパネルを購入した。ジェハンは倒れてしまう。

フランダースの犬41「なつかしい長い道」ジェハンの病気でネロとパトラッシュだけで牛乳運びをする。ジェハンは今までとは違う病状だと確信する。ネロはとても絵を描く余裕は無かった。数日し少し病状が良くなり、久しぶりにアントワープに行ったジェハンは幼少のネロを思い出しなつかしく思った。

フランダースの犬42「となりに来た人」ネロはジェハンの看病と仕事に追われる日々。ヌレットのところへ新しい人がやってきた。セルジオは野菜を買う一方で牛乳はただでアントワープへ運ぶという。仕事が激減し市場に行って仕事を探すネロ。ジョルジュとポールはネロの為に仕事を探してきてくれた。

フランダースの犬43「アロアのおてつだい」ネロはジェハンに本当の事が言えない。船の荷物を倉庫に運ぶ仕事に就く。辛い仕事だが懸命に働く。アロアがやってきてジェハンの面倒を見る。アロアは牛乳運びの仕事が激減した事や波止場の仕事をうっかり話してしまう。ネロの手の豆をジェハンは見つける。

フランダースの犬44「おじいさんへのおみやげ」今日は波止場で賃金がもらえた。明日はアロアの誕生日だという。ジェハンにおいしいものを食べさせたいと思いネロはおいしい肉を買った。ジェハンの発作が起こりスープを一口飲むと眠るように死んだ。ネロは一人でジェハンの葬儀を終え鐘を鳴らし続けた

フランダースの犬45「ひとりぼっちのネロ」ジェハンの事を思い出すとネロの心に悲しみが押し寄せる。ハンスが家賃の取立てに来てネロは半分しか払えなかった。ジョルジュは鍛冶屋の住み込みの働きに出るという。ネロの家で送別会をやった。ジョルジュが行ってしまう…一人ぼっちの悲しさがこみ上げる

フランダースの犬46「おじいさんの顔」ネロはやっと絵を描く気になったが上手くいかない。アロアが宿題の絵を見せネロはジェハンの絵を描くことに決め一心不乱に描く。ミシェルはアロアからジェハンが死んだ事を知り、ネロを引き取ろうとするがジェハンの絵が描けなくなるというネロの意向を尊重した

フランダースの犬47「風車小屋の火事」夜のふけるのを忘れネロはパネルにジェハンとパトラッシュの絵を描く。ハンスは風車の調子が悪いという。ノエルはつかまらず、油を差して一晩中回し続けたので風車は燃え出した。消火活動にあたったが風車は全焼した。ハンスは皆の前でネロのせいにするのだった

フランダースの犬48「なくなった仕事」火事のあくる日、村の人々はコゼツとの関係を重視しネロを村八分にする。牛乳運びの仕事も無くなった。ネロは薬草を売るがあまりに少なくパン1つを買うのがやっとだった。アンドレがパトラッシュの餌を渡してくれた。アロアとアンドレとの友情にネロは絵を描く

フランダースの犬49「描けたよおじいさん」ついに「ジェハンとパトラッシュ」の絵が完成した。コゼツはネロに会おうとするアロアとエリーナを叱る。コンクールの受付カードは197。ネロはポールの「ジョルジュのいない寂しさ」に気づきクロを貸した。帰ったらミシェルがいて晩御飯を作ってくれた。

フランダースの犬50「発表の日」ジョルジュが「ポールにクロをくれないか」と頼みネロはクロをあげた。ハンスは家から出て行くよう、すごむ。美術館でルーベンスの絵が見られるという。なけなしのお金をはたいて絵を見て感動する。審査員は完成の出来か可能性かで悩み、ネロの絵は落選してしまう。

フランダースの犬51「二千フランの金貨」コゼツが二千フランの大金を落としてしまう。お金が無いと村中が目茶目茶になってしまうという。パトラッシュはコゼツの大金を拾う。ネロはコゼツ家に届け一人家に戻った。身支度を整えると吹雪の中、一人彷徨う。コゼツは改心しパトラッシュはネロの後を追う

フランダースの犬52(終)「天使たちの絵」ノエルは風車のメンテナンスがダメで火がついたと指摘。ネロは「家賃が払えなくてすみません」と手紙を残していた。画家がやってきて才能のあるネロを引き取りたいという。村中皆が雪の中でネロを探す。ネロは教会でルーベンスの2枚の絵を見て感動し天に召された