アイデアリズム idealism daydream

山荘包帯男達人事件

やっす、どもどもども。

冬の恐怖は、やはり雪山である。

吹雪に閉ざされた天然の密室は、これはもう季語だ。

と言っても肝心の雪が降らない。

雨も降らないンでは、夜更け過ぎに雪へと変わるハズもない。

乾いた風だけが空しく吹き付ける。

そして寒いのは大阪市平野区。

小学4年生の少年がカツアゲをくらった。

ゲーム機を巻き上げられた上、カネを持って来いと脅されたとか。

どーなッてるンだ近頃の小学生は!?

え?

犯人は小学生じゃないの?

じゃあ中学生か! なッちゃいねェなァ。

中学生でもないッて?

高校生? 無職?

まさか、大学生?

全部ハズレ。

正解は本職と書いてプロと読む。

暴力団組員柏本豊作20歳ヨロシク!

ヤクザが9ツのガキンちょからワンダースワン(推定)巻き上げてンのか!?

柏本被告20歳には舎弟もいた。

友人の弟(小学6年生)とそのお友達、計3名。

こ、子供だ。

これではガキ大将ではないか。

グレイト!

柏本被告20歳は語ったという。

「大人を恐喝すると反撃されるので、子供ばかりを狙った」・・・。

戦術的というか、弱い者イジメというか、腰抜けというか。

同世代には、ハッタリでも強く出られないンだろうなァ。

チンピラはえてしてツルンで行動するものだが、子供を子分にしているくらいだ、中・高とコツコツとワルをやってきた連中の中で、彼はおそらく余りいいカオではなかったのではないか。

20歳なのに、17とかのやけにフケた後輩にタバコ買いに行かされてたりしたンじゃないのか。

勝負できそうなラインを社会人から学生、学生から中坊と下げていくうちに、ついに「小学生なら勝てる!」と確信したのだろう。

自分というものをよく分かっている、とも言える。

多分、周りも理解があったのだろう。

彼の正しい肩書きは「元暴力団組員」。

理解した結論として、そりゃァヤクザ屋だって商売だもの、同業者と殴り合いする、とかビビらせてカネを取り立てる、といった業務内容に全然向いてないときては相手にしてらンないだろう。

欲しいのは高倉健であって、ジャイアンじゃない。

適材適所となった末の喜劇、イヤ悲劇。

柏本被告20歳よ、矯正施設の冬は冷たいぞ。

「オゥ、新入りかァ? 何やらかして世話になりやがった?」

「ヘイ、組の出入りで3人ばかりバラしやして」

「オレは銀行を狙ってしくじっちまって」

「てめえはなンだ!?」

「あ、あ、の、ボ、ボクは、その、小学生のゲームボーイカラーをカツアゲして・・・」

「なンじゃァ、そりゃァ!!」

無事に刑期を勤め上げられるかどーか、取り合えずアメリカンな刑務所じゃなかっただけ、ツイていたのだろう。

先輩のおニィさン方、

ヨロシク!!
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