アイデアリズム idealism daydream

国民年金だぁ~ 社会保険事務所へ その2

前回から



2005年12月08日

 2005年11月12日に仕事を休んでまで来所して申請した「国民年金保険料免除・納付猶予申請書」の審査結果が届きました。
 はがきには「国民年金マスコットのレッサーくん(マスコットキャラクターは県によって違うようです)」シールが貼られていて、その下に申請結果があるようですのでペロンとはがして見てみると・・・

「国民年金保険料免除・納付猶予申請"却下"通知書」
 国民年金保険料免除・納付猶予申請の届け出のあったものについて審査した結果、全額免除"平成17年7月から平成18年6月"、半額免除"平成17年7月から平成18年6月"までの国民年金保険料の免除または納付猶予申請を、基準に該当しないため却下します。
 翌年度の継続申請の対象者に該当しませんでした。翌年度は、改めて免除申請の手続きをしてください。

 だそうで。

ふざけんなよ! レッサーパンダ!! (プンスカ)

 というわけで、仕事帰りに社会保険事務所へ「どうして申請を却下されてしまったのか」を聞きに行きました。

 まぁ、余談として申請直後(2005年11月20日頃だったと思う、記録しておくのを忘れました)に「国民年金未納保険料納付勧奨通知書(催告状)」、つまり"国民年金保険料をちゃんと払いなさい状"なるものが私の元に送達されまして、



今、申請中で何も決まってないのにも関わらず、何故こんなものを送りつけるんだ!

 と既に私はプンスカ状態ではありましたが。

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 それはさておき、仕事帰りに行ったため時間が無くて焦りっぽの私。間違えて「年金相談センター(本当に相談窓口だけ)」に行ってしまいました。
 ただそこで相談して分かった事は、

・どうやら私は世帯主(私の父)と同居しているため、前年度の世帯主の収入+前年度の私の収入、という感じで審査をしているらしい
・ろくすっぽ生活費をも満足に入れない父だけれど(母曰く"父の収入は父が管理していて給料明細すら見せてくれないので分からない")、届けられている年収を見せてもらったら"意外と多くもらっている"ということが判明。この書類を見る限りは父自体が「結構金にだらしなく遊びほうけている」様子。実情は「私に時々金を無心にくる」ンだけれど。

 ということです。

 また、国民年金保険料の支払い自体は社会保険事務所が私「個人に要求している」にも関わらず、「審査基準は世帯全体の合計金額から算出」という矛盾・・・

 私は必死に「今はお金がないので支払いたくても支払いが出来ない」「私自身"20年後、30年後ではなく、今まさに困っている状況"である」事を訴えました。
 相談センターの方は「ウチは相談だけなので・・・」と困った様子。結局社会保険事務所へまわされるハメになりました(一応時間がケツカッチンなので予め電話をかけてくれました)。

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 国民年金相談センターから出たのがPM4:50。

後、10分しか無いじゃん! こんチクショー!! お前ら、たらい回しにしやがって!! (もちろんこの時は自分のミスをすっかり棚に上げてる私)

 国民年金相談センターから社会保険事務所までの道のりはおよそ1Km。この10分をどう乗り切るのかが勝負です。市街地なので信号待ちも当然あるため、信号を待っては猛ダッシュで突っ走り、信号を待っては猛ダッシュで突っ走り・・・とゼェゼェ息を切らしながら、ようやく社会保険事務所へと着きました(PM4:58頃)。

 総合受付で聞くと「国民年金の相談は2Fです」とのこと。急いで階段を駆け上ると、私の前に2人の相談者がいて「結構なやり取り」をしている模様。

うぬ・・・私"みたいな"人がいるんだなぁ・・・

 と。取りあえず順番を待つ事にしました。
 しばらくして順番が回ってきました。「国民年金相談センター」の方が事前に電話を入れてくれていたためか(まぁ私の事情は少し込み入っているため)、課長クラスの人と直接話をする事になりました。

 その人のお話ではやはり国民年金相談センターの人と大差ないお話が続きました。それどころか「あまり滞納しているとご自身の世帯主に対して"強制執行(財産を差し押さえる事)"をする事になってしまうかも知れません」とさえ言われました。
 その言葉を聞いた瞬間、私の怒りは爆発。

「強制執行だぁ? ふざけんな!! コッチは1ヶ月分の年金を支払うために4日も働かなくちゃいけないンだよ!! 国民年金は国民を助けるものなンだろ? だったら20年、30年後の私をどうのこうのするんじゃなくて、"今、助けて"よ。今まで故意で支払いをしなかったわけじゃない! 給料が少なかったり、失業したり、色々な事が重なって払いたくても払えない状態だっただけなんだよ! (証拠書類を見せながら)」
「そうはおっしゃられても・・・」
「じゃなにさ、私に対して家から出て駅でホームレスでもしろと? 首を吊って死ねと? 人を殺して金を奪って来いとでも? ていたらくな50過ぎたオッサンを今更教育し直せと? 半年間毎週のように(職探しの)面接を受けては落とされ、受けては落とされ続けたり、裁判所へも何度も行った。自分の出来る事は全て実行したんだよ。所得税だって税務署でちゃんと計算してもらって支払ってるし、市民税・県民税も区役所の人と話をしてちゃんと支払う予定。そんな私に今度は年金30万円一気によこせだと?」
「・・・ご自身の事情はよく分かります。もちろん"ホームレス"になる必要も"覚悟"される必要もございません。しかし、現行では私どもとしましては税務署のデータを元に算出し、このように"支払ってください"と申し上げるしか・・・」
「結局、税務署も区役所、裁判所、あなたまでもが何一つ私を助ける事が出来ない、でも支払いはしなさいと言うしかないわけですね。あなたに妙案が無いならば、いくら話しても時間の無駄です」
「申し訳ございません・・・」
「取りあえず無い袖は振れませんから!! それでは失礼します、ありがとうございました!!」

 ということでプンスカ状態のまま社会保険事務所を後にしました。

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2005年12月10日

 昨日のやり取りに「何かやりきれないものを感じる」というか「怒りが収まらない」私。
 今日は土曜日で官公庁がお休み。だけれどデパートに「総合行政相談所」というものがあって、時々相談していた私はそこで相談をしてみる事にしました。今までの経緯を全てお話し(ぶちまけたに近い)しました。

「そんなことがあったんですか・・・」
「そうです」
「うーん・・・私は行政専門でして税金や年金については詳しくないので何とも言い兼ねますが、個人的に申し上げますと"ご自身には弁護士が必要"かも知れません」
「・・・そうかも知れません。この半年間肉体的にも精神的にも私は疲れてしまいました。ただお金が無いので弁護士の相談費用でさえもナカナカ払えないものがありまして・・・」
「"相談登録弁護士制度"というのをご存知ですか?」
「何ですか? それは・・・」
「収入が無い、あるいは少ない方を対象に弁護士の先生と無料相談ができるという制度です」

 なんてコッタイ。こんな制度があったとは・・・。

 市や県の弁護士無料相談のサービスは知っていましたが、予約がすぐ一杯になってしまうため、ナカナカ利用出来なかった私(1回だけ利用した事がある)。司法書士会にも1回くらいしか行った事が無かったし(無料電話相談は何回かしましたけれど)。

「それにしてもご自身の問題は大変複雑でやっかいですね・・・社会保険事務所の職員だけではなく上位の"社会保険審査官"にも相談をされても良いかも知れません。
 ところで私にも娘がおりまして、年金が支払う事が出来ないので支払ってやっているンですよ」
「そうですか、それは大変ですね」

 しばらく行政相談所の人の娘さんの話が続き、

「ところでご自身はまだ学生さんですか?」
「いえ、もう学生ではありません」
「そうですか・・・だから免除や猶予がナカナカ認められないわけですなぁ・・・」
「ハイ・・・」

 段々話のベクトルが他所の方向性へ向かいそうでしたので、早々に退散する私。まぁ1時間もしゃべっていましたので無理も無いかも。

「取りあえず今日のところは失礼します。ありがとうございました」
「いえいえ、またいつでも来てください」

 ということで「総合行政相談所」を後にしました。

「社会保険審査官」、「相談登録弁護士制度」かぁ・・・駄目元で行ってみるか・・・

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 ちょっと余談として。

 私の顔立ちは決して良いとは言いがたいものの、中性的で年齢不詳とは昔から良く言われます。言動も行動も結構幼いところがあるためか、今の職場でも「○○さん、歳はいくつなの? どうしても"読めなく"て・・・」と度々聞かれます。
 「総合行政相談所」の人が私の事を"学生"と間違えても致し方ないかな・・・。実際の私の学生時代は10年以上昔の事です。

つづく

コメント一覧

管理人
 コメントありがとうございます。
 ホントこの制度何とかならないものかなぁ・・・と思うしだいで。
りょん
http://first-step.asablo.jp/blog/
はじめまして。りょんと申します。検索していておじゃましました。
国民年金の世帯制、本当、頭きますよね。
私も、家族と同居しているので、同じパターンでした。
その怒り、まさに同感という感じで、思わず書き込みました。
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