パソコンが熱中症になるのでCPUの放熱グリスを塗りなおしたら直った パソコン解体のお仕事が役に立った 2024年06月21日 CPU100%使っても大丈夫 06月23日

前回から

2024年06月21日

　以前、「パソコンが熱中症になって困ってる」と書きましたが今回はそれを直したいと思います。


・今回は解体ではなく修理(メンテナンス)なので取り外したネジを近くに貼り付けておいて後で組み立てるときに「どこのネジだったっけ?」と困らないようにしておいた

　ノートパソコンは最初に裏側のネジを外さないと分解や修理ができないので、


・ブルーレイドライブの横のネジ


・メモリの横のネジ


・SSD(もともとはHDDだったのをSSDへ換装)の横のネジ

　も取り外しておきます。

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　表側にして、


・キーボードの上側の細いプラスチックから外していく
・キーボードを留めているネジも外す

　「どこから外せば良いのか」は解体でさんざんやってきたので感覚でわかるのですが基本的には、

・一番上から順番に下へ…、という感じ
・私のパソコン(dynabook EX/66 2010年夏モデル)はキーボードの上側の細いプラスチック→キーボード本体→キーボードの周りのプラスチック、という順番


・キーボードと本体をつなぐペラペラしたケーブル(フレキシブルフラットケーブル)は基本的に替えが無いので「破らないように」そっと外す

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　キーボードを外したら「キーボードの外側のプラスチック」は「爪でひっかけて留まっている」のでカッターナイフなどで境目を少しずつ浮かせるように外していくと、


・キーボードの外側のプラスチックが外れて基板へとアクセスできるようになったッ!!

　基板に付いているネジやケーブルを外して基板をひっくり返すと、


・あー、CPUやヒートシンク&ヒートパイプ(ヒートスプレッダ)の放熱グリスがパリパリになってるッ!!
・これではCPUの熱がヒートシンク&ヒートパイプ(ヒートスプレッダ)へうまく伝わらないのでCPUが熱中症になっても仕方ないッ!!
・まー、14年前のパソコンだからイロイロとダメになるよねぇ…

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　そーゆーことで、


・CPUとヒートシンク&ヒートパイプ(ヒートスプレッダ)に古い放熱グリスがついているので豚毛の歯ブラシとIPA(イソプロピルアルコール 99.9%)で洗って落とす
・厳密にいえば「洗う」というよりIPAで古い放熱グリスを「溶かしてウエスへ移動させる(ウエス→油や汚れなどをふく布。多くの場合ウエスは洗って再利用をする事はせずに捨てるので雑巾とは区別される。ウエスでなくてもキッチンペーパーやティッシュでも何でも良い)」感じ
・無水エタノールでももちろん良いのだが価格が高いので洗浄目的ならIPAの方が価格が安くて気兼ねなく使えると思う
・消毒用アルコールは濃度が70%くらいで後は水などが入っているため電子機器の洗浄には向かないゾッ!!

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　古い放熱グリスを落としたら、


・CPUを元に戻して


・新しい放熱グリスをCPUに塗る
・こんなにテンコ盛りにしなくても良いが「あまってたので、いつもよりも多めに付けてまーす」


・ヒートシンク&ヒートパイプ(ヒートスプレッダ)を取り付けて元に戻す

　本当はCPUの冷却ファン(CPUクーラー)のお掃除をしたかったのですが、

・エアダスターや小さいドライバー(工具)を持っていないので今回はできなかった…
・まー、冷却ファンが壊れているわけではないので「まぁ、いーか…」

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　あとは元通りに組み立てるだけです。


・線をつなぐときにはピンセットがいるなぁ…


・最後のネジを留めて完成ッ!!

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　さてさて、結果は…、


・一応、電気がついたし、キーボードやUSB 2.0×3も問題なさげ


・スゲーッ!! ギャンギャンアプリ(ソフト)を使ってもCPUの温度が71度しかないッ!!
・めっちゃ「冷え冷え」だッ!!

　今まではOS(Windows 10)を起動するだけで80度くらいになってたし、

・Webブラウザでインターネットを見るだけで100度近くになってて「いつパソコンが落ちてもおかしくなかった」
・パソコンを買い替えようかと本気で思ってたッ!!

　ということで、

・大成功ーッ!!

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2024年06月23日

・スゲーッ!!


・CPU100%使っても大丈夫ッ!!

　そんな今日この頃。