49日法事なのです ウザいおじさん

　「お葬式なのです」を全て書き終えないうちに、いつの間にか「49日法事(法要)」へと突入なのです。

　と、言うわけで明日の準備の為に私と母、妹は先に田舎へと帰ったのは良いものの、

既に誰かいる・・・

　ンです。

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　親戚の"おじさん"でした。
　聞くところによると、

明日の朝出発してココに来るのがメンドクサイので、今日はココに泊まらせてもらう

　ンだそうです。

泥棒かと思ったよ・・・
勝手に人の家の中に上がり込んでくつろぐなよ・・・
っつーか、鍵かけてたのにどうやって入ったんだよ・・・
なンでアンタ、上から目線なンだよ・・・

　そんな事を思いつつ。
　私は掃除をしたり母や妹は料理の仕込みをしたりと大忙しです。一方、おじさんはTVをみたり茶菓子を食ったりと違う意味で大忙しなのです。

なんか、いるだけでウザい(うっとうしい)なぁ・・・

　と思っていると、なんかゴソゴソやり始めたのです。本人曰く、

トイレのドアが壊れかけていたので直してやった

　そうです。

気の利かせ方のベクトル(方向性)が明らかに間違ってるなぁ・・・
大体、別にさっき行ったけれど壊れてなかったし、要らン事するなぁ、このおっさん・・・

　そんな感じで。

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　しばらくすると喪主でもある父がやっとこさやってきましたが、

「しもうた!! 喪服忘れた!」

　と大あわてなのです。

何なんだ、この不必要なハプニングの連続は・・・

　これ以上ハプニングが続くとコッチとしてもやってられないので、私が父の喪服を取りに帰る事にしました。
　片道1時間30分くらいなのですがウザいおじさんからも逃れられるので、文字通り逃げるようにして帰ってきて、今この文章を書いているのです。

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