アイデアリズム idealism daydream

映画/ピアノの森

 ANIMAXで映画「ピアノの森」を観ました。

さわやかで、何と言うか・・・宝石のようなキラキラしたもの

 そんな感じで。

あらすじは・・・ピアノの英才教育を受けていた「雨宮修平」はひょんな事で東京から田舎へ転校する事になりました。森の中に捨てられていたピアノで遊ぶ「一ノ瀬海」の天才的な才能を目の当たりにしました。友情と葛藤、嫉妬etc...で思い悩む修平。そんな中、ピアノコンクールが開催されるのでした。

・ピアノに愛された、海
・ピアノを愛せなくなった、修平

 この二人のコントラストが一層この作品を輝かせている感じがします。

 海は純粋にピアノを弾く喜びと、天才的な才能を与えられた存在です。しかし、修平は「父親がピアニスト」ということもあって、弾く喜びではなく「半ば義務」とか「親からの重圧」でピアノを弾いているのです。

 世の中の親御さん達に一つ問いたい事があります。

自分の子供がもし「夢破れた時」「挫折した時」にどうするのですか? と。

 色々な習い事をさせるのは勝手です。でも"自分に出来なかった事を子供にさせる"のはどうなのか・・・と。
 ピアノじゃなくても野球でもサッカーでも何でも良いんですが、全員が全員レギュラーになれるわけではありません。「今まで努力した事が全て無駄になる」というのがあると思います。

 海のように才能に恵まれ自身も楽しめるという環境というのは、そんなに多くないと思います。どちらかというと修平のように絶えず競争にさらされて生きていく方が圧倒的に多いと思います。

修平:「別に海君が悪いわけじゃないのに、(海もコンクールに出られて)良い事なのに・・・(素直に喜べない)」

 私はスーパースターで純粋な海よりも、人間的な本質を考える修平の方が人間らしく共感が持てました。
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