大津市内に建つスモールオフィスです。
ファサードのデザインで目を引くのは、不規則な幾何学パターンのアルミフレームとアルミルーバーからなるアルミ装飾フレームです。このアルミ装飾フレームは、外壁から飛び出た出窓の装飾フレームによって支持されています。アルミ装飾フレームを支持する出窓装飾フレームも不規則な幾何学パターンとしていますので、それぞれの幾何学パターンが交わり重なり合うファサードデザインとなっています。
また、幾何学パターンを縁取る庇と袖壁の見付を厚くすることで、強度や納まりに必要なアルミ装飾フレームや出窓装飾フレームの各サイズが、建物のヴォリュームに対して無骨にならないよう視覚的な操作をしています。このように庇と袖壁による縁取りを大きくし、交わり合う二重の幾何学パターンを繊細かつ奥行きがあるように見せることで、小規模なオフィスでありながら、迫力あるファサードデザインとすることを可能にしています。
[Photo 西岡千春]
ダイセンソリューション オフィス
所 在 : 滋賀県大津市
用 途 : オフィス
形 態 : 新 築
構 造 : 木造3階建