RX-7(FD3S)クーラント漏れの修理ですと言うよりラジエター交換です。
本来はリアのキャリパーオーバーホールで入庫しているのでが水漏れが発覚して修理となりました。
原因はココ
お互い肉厚のある所が漏れるまで削れていると言う事は相当前からになります。
ただ穴が空いたのはここ最近かもしれません。
下側にもクーラントの垂れた痕があります。
ラジエター交換します。
原因の一つがこれスタビブリッジバーのラジエターステーが破損しています。
ラジエターブッシュもボロボロです。
左側は大丈夫そう。
左側のブリッジバーの固定ボルト一個無し。
インテークパイプに冷却水が・・。
サーモスタットカバーのラジエターアッパーホースの差し込み部は腐食していますから磨いて状態によっては薄く液状ガスケット塗ります。
冷却水路の中は状態が悪そうです。
結構錆びていますね。
ラジエターの干渉部。
修理をしない理由は溶接で仮に修理した場合、今度はチューブのロウ付け部から漏れる可能性があるからです。
インタークーラー側の接触部。
溶接はせず金属パテにて修理しました。
インタークーラーの脱着の必要が無いの熱が入らないのと穴の状態(テーパー状)からパテでも埋まるとの判断です。
ラジエターが干渉したのはこの部分が破損した事と上部ラジエターステーが無かった事が主な原因です。
恐らく厚いラジエターを入れた為に辻褄が合わなくなり上部ステーを取った為に重いラジエターを支えきれなくなり破断したと思われます。
本当は金属疲労考えたら交換がベストですが、今回は溶接修理しました。
ファンも前期なので細かいヒビが多数入っています。
ファンは後期の7枚、5枚のものをアダプターを作って取り付けました。
前期モーターと後期モーターは軸径が違うので穴の大きい後期ファンを前期のモーターに付ける場合は軸径を合わせる為にアダプターを作くる必要があります。判る人には判ります。笑
クーラントが交換されていなかったのと余り乗られていなかったと思います。よってこの様に茶色に。。。
この状態から、この先考えられるトラブルは水喰いです。
ラジエターはKOYOの2層です。
薄いからクリアランスも十分。
以前のラジエターより軽くなりました。
タービンがT78で水冷ジャケットもなくエンジンはノーマルなのでこれで十分です。但しアンダーカバー等導風板は考える必要があります。
今回は、導風板はコストの関係でまた今度にします。
漏れ修理優先です。
ファンモーターは一個だけ交換されていたので交換されていないものだけ交換。
こちら側のラジエターブッシュは直したのですが、やはりゴム部が剥がれるので他の物に代用しました。
ステーの無かった右側はステーを製作しました。
トラストのキット本来のステーはコアサポートの上から吊っている様な状態のステーですが左と同じ様にL字下から上で支える様にしました。
こんな感じです。
クーラントのエア抜きしながれ漏れチェックして完成です。
何か作業すると別の不具合が見つかるのがRX-7の実情です。
自分の車に何が起こっていて何を優先するかは?
日頃のメンテナンス次第になるのです。