『心を豊かにする100の言葉』
第4章 人生の指針となる教え
作家・半藤一利さんの座右の銘
『鐘は一つだが、音はどうとも聞かれる』
半藤一利・作家(1930~)
もう二十年も前のことになるか、祇園精舎の無常院の鐘の音、
すなわち、黄鐘調の音をだすのが、京都・花園の妙心寺と聞
いてわざわざ訪ねたことがある。
ゴーン なるほど、これが無常の響きなるかと感心したら
坊んさんがいった。
「なに、無常の音? そんなもんは文学やあらへん。
聞くもんの勝手や」
とたんに、夏目漱石『草枕』の中のこの一節を思い出した。
音は聞きよでどうとも聞こえる。
”絶対”というものは、現実にありはしない。
坊んさんの言は真理をついていた。
今日の言葉!?
『音は聞きよでどうとも聞こえる。
”絶対”というものは、現実にありはしない。
坊んさんの言は真理をついていた。』
と半藤一利さんは言っている。
深いよね!?
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