楽天爺さんの気まぐれ日記

・田舎暮らしを楽しんでいます。

老子の言葉№37

2012-08-02 | 先人の知恵に学ぶ

老子:道経:任成第三十四

任成第三十四
大道氾兮、其可左右。
萬物恃之而生而不辭。
功成不名有。愛養萬物而不爲主。
常無欲、可名於小。
萬物歸而不爲主、可名爲大。
是以聖人、終不大、故能成其大。

大道は氾(はん)として、それ左右すべし。
万物これを恃(たの)みて生ずれども辞せず。
功成りて名を有せず。万物を愛養(あいよう)すれども主とならず。
常に無欲、小(しょう)と名づくべし。
万物これに帰すれども主(しゅ)とならず、名づけて大となすべし。
ここをもって聖人、ついに自(みずか)ら大とせず。故によくその大を成(な)す。

犬や猫と人間の生命源はまったく一緒
宇宙の目に見えない生命活動は、天下のあらゆるところに満ちていて、
四方八方くまなく行きわたっている。
犬や猫、草や木や花の命と、人間の生命の活動源は、まったく同じである。
人間だけが違う生命で生きていて、この宇宙のなかで、人間だけが、尊い
生命で生きていると思うのは、大間違いである。
人間のあたまの働きよって、豊かな物質文明を作ったけれども、頭の働き
そのものも、宇宙の生命力のお陰である事を、忘れてはならない。
宇宙の生命は力は、人間の体の中にも、満ち満ちて、くまなく行きわたって
いて、それぞれの部分で、朝も、昼も、夕も、大活躍の大仕事をしてくれて
いるのである。(してくれているとはちょとおかしいかな?)

万物これを恃(たの)みて生ずれども辞せず。
宇宙にあるもの、地球にあるもの、すべての存在が、この大宇宙の根元的な
一つの偉大な活動力によって、生じたり、滅したりしている。
こんな大事業をしながら、その力は、けっして、人間を支配しようとしない。

大自然は、人が必要としようが、しまいが次々と生み出し続けるのである
人が生まれる、死んでいくこともすべて人間の意志ではどうすることも
出来ない、寝る、起きる事も人間の意志ではどうすることも出来ない
すべては、大自然の力である。 ちょっと難しい!!
人間の大自然の一部であるからである。
環境問題を考えるに置いて念頭に置かなくてはいけないこと、それは、
「大自然は人間を必要としない、人間が大自然を必要としている」
である。 イガ爺、今回の水害で、改めてその事を強く感じたのである
復旧には、念頭にその事を置き、生まずたゆまず、感謝の実践である
と・・・・・・・・・・。            19:45分投稿

最新の画像もっと見る

コメントを投稿