
「日本の話芸」と題する講演を聴いてきた。というよりは、噺家たちの落語口演を四席聴いた。

前座の三遊亭まんとの「つる」からスタート。
八っつあんが隠居から「鶴」の名のいわれを聞き出し、物知り顔で他の人に話す噺。
雄の首長鳥が1羽『つ~』っと飛んできて、巌頭の松に『る』と留まった・・・

二つ目の柳亭市寿が「鹿政談」
神鹿を殺すと死罪になるので、奉行が鹿ではなく犬だと言い張って無罪放免にする噺。

林家あんこは、一席の後に南京玉すだれを演った。
「化け物使い」
人使いの荒い隠居に、ただ一人辛抱していた杢助も、化物屋敷と噂される家に引っ越すことになって辞めた。
日替わりに現れる一つ目小僧、大入道、のっぺらぼうを、隠居がこき使う。何も食べずによく働き無給金なのが好い。
ある日、タヌキが出てきてこの狸が毎晩化けて出ていたのだ。
狸 「使い方が、こう荒くちゃ辛抱出来かねます」

彦六の弟子の真打・林家時蔵が「年枝の怪談」
噺家が首絞め遊びから誤って按摩を殺してしまった。噺家は逃げたものの客席に殺した按摩を見つけて往生しきれてなかったと坊主になる。
新潟に興行に来た師匠を寄席の引けた夜分に訪ねて奇怪な話を聞かされる・・・。按摩は生きているという。
還俗して噺家に戻ることになり、「残りの酒で一杯やって手締めをしよう」、「待って下さい。絞めるのは懲り懲りです」。

前座の三遊亭まんとの「つる」からスタート。
八っつあんが隠居から「鶴」の名のいわれを聞き出し、物知り顔で他の人に話す噺。
雄の首長鳥が1羽『つ~』っと飛んできて、巌頭の松に『る』と留まった・・・


二つ目の柳亭市寿が「鹿政談」
神鹿を殺すと死罪になるので、奉行が鹿ではなく犬だと言い張って無罪放免にする噺。

林家あんこは、一席の後に南京玉すだれを演った。
「化け物使い」
人使いの荒い隠居に、ただ一人辛抱していた杢助も、化物屋敷と噂される家に引っ越すことになって辞めた。
日替わりに現れる一つ目小僧、大入道、のっぺらぼうを、隠居がこき使う。何も食べずによく働き無給金なのが好い。
ある日、タヌキが出てきてこの狸が毎晩化けて出ていたのだ。
狸 「使い方が、こう荒くちゃ辛抱出来かねます」

彦六の弟子の真打・林家時蔵が「年枝の怪談」
噺家が首絞め遊びから誤って按摩を殺してしまった。噺家は逃げたものの客席に殺した按摩を見つけて往生しきれてなかったと坊主になる。
新潟に興行に来た師匠を寄席の引けた夜分に訪ねて奇怪な話を聞かされる・・・。按摩は生きているという。
還俗して噺家に戻ることになり、「残りの酒で一杯やって手締めをしよう」、「待って下さい。絞めるのは懲り懲りです」。