石油製品の出荷制限緩和へ

先ほどＪＸ日鉱日石エネルギーより石油製品の出荷制限緩和の知らせがありました。

横浜根岸製油所が昨日より生産を再開しました。室蘭、水島、麻里布、大分の各製油所の生産増により、

全体として前年並みの供給ができる見通しになったそうです。前年対比８０％規制を２５日出荷分より、

前年比１００％まで緩和されることになりました。

しかし、この東海地区にをいても震災支援対策としてタンクローリーが東北地方に応援にいっている為、

配送がこの先も十分にできない見通しらしいので、結局のところ出荷規制状態が続く感じになります。

この辺りの目途が立ちにくいのが懸念されます。（油はあるが配送がうまくいかない）

当社といたしましても、引き続きお客さまには一部ご迷惑をおかけすることもあるかと思われますが

ご理解のほどよろしくお願い致します。



また震災の影響で一部ギヤーオイルの成分（摩擦調整剤）が入らない為、ＪＸ日鉱日石エネルギー製品名

ボンノックが品薄になりそうです。この製品をお使いのお客様には大変ご迷惑をかけることをお詫び申し上げます。

ＪＸホールディングス 今日からスタート

当社仕入れ先、新日本石油㈱と新日鉱ホールディングスは、共同株式移転により

本日４月１日に統合持株会社ＪＸホールディングスを設立。最初の取締役会開催予

定。石油業界のさらなる再編が加速化しそうです。

暫定税率継続へ

先の政府閣議にて来年４月１日から予定されていた暫定税率の廃止が取りやめに

なりました。ガソリン１Ｌ当たり５３．８円のガソリン税の内暫定税率が２５．１円それに

軽油１Ｌ当たり３２．１円の軽油引き取り税の内暫定税率が１７円があります。

実現できれば、今の価格でガソリンが１００円前後、軽油が８０円前後になっていた

はず。政府は新案の中で原油急騰で市場価格が１８０円を超える場合に暫定税率分を

とるような簡単なことを言っていますが、昨年の３月末から５月前半までのスタン

ドの混乱は大変なものでした。よって、このようなやり方は混乱を再度招きかねな

いと思います。期待はしていましたが、残念です。

来年３月末で暫定税率廃止へ

鳩山内閣はマニュフェストの公約どおり来年３月末をもってガソリン税と軽油引き

取り税の暫定税率廃止を実行する予定になっていますが、昨年の４月に一カ月だけ

のことは我々業界の人々にとってはＰＯＳシステムの操作や在庫管理、価格の設定

など大変でした。また一カ月後に基に戻したので余計二度手間でした。今回はこの

ようなことが発生しないように実行してもらいたいと思っています。

現在、全国石油連盟は来年３月末のガソリンと軽油の在庫に関して減税分の還付を

国に対して要望しているところです。こちらが通れば４月１日に全国すべてのガソ

リンスタンドが一斉に暫定税率分の値下げを行えるものと思います。