伏寿(ふくじゅ)達の策で、自分が駒にすぎない事を悟った劉平(りゅうへい)は、司馬懿(しばい)と、共に都を発ち、故郷の温(おん)県へと向かいます。
その途中、捕えられた人が、酷い扱いを受けているのを見て、劉平は引き返す事にします。もう、劉平を止められないため、司馬懿は「優しい事は弱い事でない。信念が無い事が弱い事なのだ。お互いのために、もう、会わない方が良い。俺が、道筋を立ててやる」と、言います。
屋敷に戻る伏寿は、警備中の張シュウ(ちょうしゅう)に止められます。ここに、機会を待っていた曹丕(そうひ)が、現れます。異母兄の仇を討とうと、張シュウとやり合う曹丕。ここは、伏寿に止められます。しかし、その後、曹丕は敵討をする事ができました。
伏寿は、劉平の不在を隠しますが、翌日、皇帝の行事が控えていて、気を揉みます。そこに、劉平が帰ってきました。
行事の最中、王子服の兄が敵討にやってきます。追う、司馬懿。兄は、唐瑛と、一騎打ち。怪我をする唐瑛に、司馬懿は「剣術を見せてやれ」と、言います。