SETA「鬼の子」MV制作のメイキング

2022-01-22 03:15:14 | 日記

今回制作したSETAさんの「鬼の子」MVですが、アニメーションや実写、イラストなど様々な手法をコラージュして制作しています。

制作裏の一部をご紹介しようと思いますー!!

 

アニメーション制作を行うとき、完成までにたくさんの手順を踏みます。

こんな感じ↓↓↓

①デモ音源の確認

②打ち合わせ

③絵コンテの作成

④Vコンの作成

⑤フィードバック

⑥作画

⑦編集

⑧完成・納品

 

絵コンテとは、アニメーションの大まかな流れを共有するための「漫画」みたいなものです。

Vコンは「紙芝居」みたいなものかな。

 

これは、MV冒頭の絵コンテです!

簡単な絵と説明文で、僕の中にある映像のイメージを共有します。

これをもとに作った完成カットがこちら!!!

 

この短いカットの中でも、いろいろな手法が使われているのがわかるかと思います。

 

こちらは歯科検診のカットの制作風景です!!

ここでは「ロトスコープ」というアニメーション技法を用いて作画をしています。

実際に僕の口を動画で撮影して、それをコマごとに紙に印刷し、さらにその上から絵の具やクレヨンで色を重ね、厚塗り風のビジュアルに仕上げていきます。

 

描き上がった絵をスキャンして、ノイズなどのテクスチャをPC上で加えたら完成です!!

 

手描きのアニメーション以外にも、ミニチュアや実写映像などの三次元素材と、手描きイラストの二次元素材をコラージュする手法もたくさん使っています。

例えばこのトランプタワーが崩れるカット。

ここでは、

①背景のイラスト

②椅子のミニチュア

③おもちゃピアノのミニチュア

④トランプタワーが崩れる実写映像

の4種類の素材をコラージュして作っています。

 

↓↓①背景のイラスト

↓↓②椅子のミニチュア

↓↓④トランプタワーが崩れる実写映像

 

これらを全て合成したら、さっきの完成カットが出来上がるわけです。

たった2、3秒の映像ですが、そこにはたくさんの工程があり、完成までにとっても時間がかかります。。。

 

こちらの、お花の周りを蝶が飛び回るカット。

これもお花のイラストを印刷して切り抜き、立体的に組み立てて撮影するという、めちゃくちゃ面倒臭いことをしてます。

 

たった3分のMVですが、その完成には2ヶ月もの期間を要しています。

そんな手間暇かけて作った渾身の作品!!!

ぜひYouTubeにてご覧ください!!

メイキングを見た上で改めてMVを見ると、「あ、ここミニチュアだ!」みたいな発見があるかもしれないです。

 

SETA「鬼の子」MV

https://youtu.be/LHRyHsZ2BPA

 

SETAさんの素敵な新曲は、Apple Musicでも配信中です!!是非聞いてみて下さい!!!

 

それでは、バイバイ

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿