皆さん、霊感あります?
僕は全然幽霊が見えたりはしないんですけど、でも確実に我が家には「恥ずかしがり屋でファービーが好きな、女性のクリスチャンの幽霊」がいます。
いろんな人に話しても「絶対嘘じゃんwww」と軽くあしらわれるのですがマジです。居ます。
なんで我が家に幽霊がいることが判明したのか、その経緯をまとめますね。
幽霊とのファーストコンタクト
かれこれ3年ほど前ですかね、
僕は木造のボロいアパートに住んでいるのですが、幽霊とのファーストコンタクがありました。
リビングに面した大きなガラス窓。
カーテンが10cmほど空いてたんですよね。夕方、外が薄暗くなってくる時間帯でした。
僕はA型の几帳面なので、テーブルに置かれたティッシュボックスや文房具が綺麗に直角を保って整列していないと、イライラして夜しか眠れなくなります。
夕方に発見したカーテンの10cmの隙間、その日は特別その隙間に嫌悪感があり、急いで閉めようと手を伸ばしました。
するとですね、カーテンの裏側から人間の手で、しかも両手でぐわっとカーテンを押されたんです。
カーテンが大きくなびいて、全身を包み込まれるかと思うほどの勢い。
なびくカーテンの表面には、手のひらの形がくっきりと2つ確認できました。
その瞬間「あ、泥棒だ。」と思って急いでカーテンをめくる僕。
するとそこには誰も居ないどころか、窓すら開いていなかったんです・・・。泥棒でも、風の悪戯でもなかったんですよね。
「ああ、うちには幽霊がいるんだ・・・」
すぐ理解しました。しかも何故か全然怖くなくて、すんなり幽霊の存在を受け入れることができました。
霊感がある人って「幽霊見えても全然怖くないよー!」とか言いますけど、「嘘つくんじゃねえ!!!怖いわ!!」って半信半疑だったんですよね。
身を以て思い知りました。幽霊は実際に出くわすと怖くない。
幽霊との共同生活
その日から僕と幽霊の共同生活が始まったわけですが、どうやら幽霊は恥ずかしがり屋のようで、ずっとカーテンの裏にいます。危害も加えてきません。
それからしばらくはカーテンが動くことはなく、せいぜい視線を感じたりする程度だったのですが、
ある日友人を自宅に招いて談笑していたとき、
確か「俺ファービーのモノマネめちゃ上手いよ。」っつって友達に全力で披露していた時ですね、カーテンの奥から女性の笑い声が聞こえてきたんです。ぐふふって。
感動しました。幽霊が僕のファービーのモノマネで笑ってくれたんです。幽霊お墨付きのモノマネですよ。
その一件で、幽霊の詳細が「恥ずかしがり屋でファービーが好きな女性の幽霊」と、ここまで固まってきたわけです。
幽霊から知らない英単語を教わる
ファービーの件ですっかり幽霊への警戒心がなくなった僕は、すっかり二人暮らしの気分です。
植物に話しかけるのと同じように、僕はカーテンに話しかけました。
「そこにいんのか?」
「結露で服濡れないか?」
「何色のファービーが好き?」
しかし全く反応はありません。
「この家にも飽きて、どっかいっちゃったかな。」
そう思っていた頃、幽霊はまた姿を現しました。
その日僕はシンクに溜まった食器を洗っていたのですが、誤って皿を手から滑らせてしまったんです。
ガッシャーン!!と大きな音を立ててシンクに打ち付けられる皿。
その瞬間カーテンの裏側から「オーマイグッドネス!!!」って聞こえてきたんです。めっちゃくちゃネイティブな発音で。
その頃すっかり幽霊への恐怖心はなかったので、「オーマイゴッドじゃなくてオーマイグッドネス?なにそれ。」ととても冷静でした。
生まれて初めて聞く言葉。すぐさま僕は意味を調べました。
Oh my goodness!!
私たちがよく耳にするオーマイゴッドと意味は同じそうです。びっくりしたりテンションが上がった時に使う言葉。
ただ、オーマイゴッドという言葉には「神」という単語が含まれます。
宗教によっては、神という言葉を簡単に口にしてはいけないそうです。熱心なクリスチャンほどその傾向にあると知りました。
そのため、オーマイゴッドの代わりとしてOh my goodness!!を使うんです。
あなたは幽霊から英語を教わったことがありますか?きっとないでしょうね。
私はあります。
「Do you like Furby?」
その日、我が家の幽霊が「恥ずかしがり屋でファービーが好きな、クリスチャンの女性の幽霊」だと判明しました。
お掃除ロボットによって幽霊が可視化される
先日ついに我が家にお掃除ロボットが来ました。
時間の出来る限りを仕事に充てたかったので。
で、自動ゴミ回収機能付き、水拭き機能付き、部屋の間取りマッピング機能付きの、そこそこハイスペックなロボを購入。
スマホ操作でロボを起動すると、中央についたセンサーで部屋の間取りや障害物を感知。
自動で間取り図を作成して、効率よくお掃除をしてくれます。
▼部屋をうろうろしながら間取り図を作成するお掃除ロボ
初期設定も完了し、翌日から本格的に使い始めたお掃除ロボット。
お掃除が完了すると、どんなルートでお掃除したのかが表示されるので見ていて楽しいです。
しかしですね、僕気付いちゃったんです。
画像下半分の青色のエリアがリビング、そして右端のリアス式海岸みたいな部分が例のカーテンです。
見てください。お掃除ロボットが円を描いて何かを避けているのが分かりますか?
ここには何の障害物も置いてないんです。
そうです。つまりはお掃除ロボットが幽霊を可視化してくれたんですね。
ありがとう、お掃除ロボット
何年もその姿を見せてはくれなかったカーテン裏の幽霊。
まさかこんな形で私と対面してくれるとは・・・。感動です。
画像を見る限り、幽霊はお掃除ロボットが通り過ぎるのをじっと待っていたようです。怖かったでしょうね。ごめんなさい。
こうして一層幽霊の存在を強く感じた僕は、これから続く二人暮らしにますますワクワクするのでした。
See you sometimes!(いつかまたお会いしましょう!幽霊さん)
ちなみに、私が学んだ意味によると、My goodness を言う方は神様を信じない表現だと言われますが、多分幽霊さんはクリスチャンではないじゃないでしょうか。