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夢殿

EXHALE~天使の吐息~

≪参考≫
原画サイズ:約23cm×23cm
水彩紙(アルシュ紙ブロック)使用
透明水彩絵の具(ホルべイン)で着色
マスキングインク、イリデッセント メディウム(水彩用スパークルメディウム)使用



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終わりましたね・・・・

ジュンギさんは名古屋ファンミ翌日には無事に帰国され、怒涛の準ウィークも終わってしまいました。

ジュンギさんが帰ってしまわれた寂しさから、胸にぽっかり穴が開いてほけ~~~っとなってしまっている方も多数おられる事と思います


私は・・・と言いますと、もちろん寂しい思いはありますが、実はそれほどでもないかな?というのが正直な所でしょうか。
何でかな?と考えた時に思ったのは、そっか、それだけ今回は自分の中で充実した時間を過ごせたからか!という事です


今回は予定通りハルと2人で楽しみにしていた新幹線の旅も満喫して、渋谷では古くからの準友さんであり尊敬するmちゃんとも再会して沢山お喋りも出来て充実した楽しい時間を過ごすことが出来ました。
そして何と言ってもジュンギさんとのハイタッチ会!
最高に幸せなひと時をジュンギさんからプレゼントして頂き、本当に嬉しかった!
その後は、ファンミ名古屋公演にも問題なくハルと、そして私の3歳上の姉とも一緒に参加することができて、本当に良かった!

一番心配していたのは、やはり何と言ってもハルの体調でした。
幸い喘息の症状はこのところずっと落ち着いていたし、風邪もひいていなかったのでひとまず大丈夫。
しかし、小さい子供を短期間にあちこち連れまわして大丈夫だろうか?
新幹線での長旅の中で、ノロウイルスとか変な菌を拾ってしまわないだろうか?など色々心配しながらも、ご飯の前には必ずキレイキレイで手を拭いた後、携帯用消毒液で手をシュッシュッと綺麗にしたりと、そこはかなり気をつかいました。

そしてハイタッチも無事に終わり、その3日後に迎えた名古屋ファンミ当日。
ハルは学校にもちゃんと行き、午後3時過ぎに帰宅してから急いで私の姉と共にファンミ会場へ。
ハルも目いっぱいジュンギさんと一緒に歌ったり飛んだり跳ねたり大はしゃぎました!
そうしてファンミの日は夜遅く帰宅したわけですが、幸いその後ハルは体調を崩す事も無く元気に学校へ通っています。


私が今回ハルをジュンギさんに会わせてあげようと決めたのは、実のところ・・・「償い」の意味もありました。
ブログの過去記事を読んでくださっている方はご存じかと思いますが・・・

前回の名古屋ファンミ当日(2014年1月)、ハルはここにいたのです。


これは話すと長くなりそうなのですが・・・まあ、色々と事情がありまして
とにかく、喘息で入院することになってしまった2014年1月の名古屋ファンミ当日は、ハルにとても辛く寂しい思いをさせてしまった事もあり申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

その時に、「大好きなジュンギオッパが次に日本に来てくれた時には、必ず一緒に会いに行こうね!」と病室でハルと約束したのです。

その約束を今回ちゃんと果たす事が出来て、私もハルも大満足の悔いのないジュンギさんとの逢瀬となったのでした



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はい、という事で
前置きが長かったですね(笑)



それでは、今日の記事のメインディッシュに参りましょう
今回のファンミでジュンギさんへ贈る為に描いた新作イラストを、制作途中の画像も織り交ぜながら紹介さていただこうと思います♪


絵のタイトルは「EXHALE~天使の吐息~


ジュンギさんの新しいアルバムのタイトル「EXHALE」には、吐き出す、発散するという意味がありますね。
そこから、天使のようなジュンギさんの吐息にのって美しい蝶が舞いあがる・・・そんなイメージを膨らませて私なりに絵に表現してみました。

この絵をパッと見て、皆さん何かお気づきになりましたか?
はい、この絵のモデルにした片手を口元に軽くあてるポーズのジュンギさんは、元写真では肌の色も髪の色もほぼ「白」という、とても幻想的かつ未来的な姿なんですよね。

しかし私は「生身の肌、ピンクがかった美しい肌のジュンギさん」をやはり描きたいと思ったので、あえて白塗りっぽくはせずに血の通った肌色で彩色しました。

それと、私自身の好みとしては「目」は開いている方が好きなので、うっすら瞳を開き控えめな目線を投げかけるジュンギさんの姿にしてみましたよ



1・まずはさらっと、だいたいこんな感じかな~と試しに鉛筆で軽く描いてみます。
 習作


2・習作の段階で大まかなイメージが掴めたら、今度はこれを清書用の水彩紙にトレーシングペーパーを使って転写していきます。
 下描き


3・下描きのメイン部分を描き終えたら、今度は画面両端にある繊細な模様部分に取り掛かりましょう。

「チャコペーパー」というと何となく「手芸に使うもの」というイメージがありましたが、今回はチャコペーパーをイラストを描くのに初めて使ってみました。
模様を入れようと思う部分にチャコペーパー(水色の紙)をのせて、その上に模様を描いた紙をのせて上からシャーペンなどで線をなぞると・・・
ほら、下の水彩紙に模様が描けた♪
ちょっと写真では色が薄くて見にくいですね
このチャコペーパーの線は水で消せるので、絵が仕上がる時にはこの水色のチャコぺ―パーの線は消えて
無くなるというわけです。



4・先程描いた模様と蝶の部分に、今度はマスキングインクを使います。
マスキングインクは絵の具を塗らずに残しておきたい部分、細かく白抜きにしたい部分などに使う非常に便利な画材ですね♪
マスキングインクを塗った部分は乾くとゴムのように固まり、その上から絵の具などを塗ってもそこだけは水をはじくので、紙は白いまま残るという事です。

 マスキングインク


5・では、一通り下描きの準備が整った所で、いよいよ絵の具を使って彩色していきましょう。
まずはメインの人物部分から塗っていきます。
今回は元写真の幻想的なイメージも残しつつ、でも柔らかい温かみのある肌の雰囲気も出したかったので、いつもとは少し違う色の絵の具を使ってジュンギさんの肌の色を出してみました。
何色の絵の具を使って塗ったのかは・・・内緒にしておきます(笑)
 カラー1


6・一番重要なパーツ、「目」に色をのせていきます。
 カラー2

う~~ん、とりあえず目は描けたけれど、何だか目線がオカシイ、どうも顔の輪郭やイメージに違和感がある・・・
絵から遠ざかったり近づいたり、参考にした写真と絵をよくよく見比べてみて「あ、そうか!」と気が付きました。

で、修正したのがこちら
  ↓
 カラー3

 
どこを修正したのかと言いますと・・・
修正前がこちら
  ↓


修正した後がこちら
  ↓


向って右側の目の位置がね、どうも上がり過ぎていて目の大きさも小さ過ぎる気がしたので・・・
一旦片目をすべて消して、また最初から新たに描きなおしました。
いかがでしょうか?
これで大分ジュンギさんのイメージに近づく事ができたでしょうか?
アイラインも少し濃くして、目の印象をより際立たせるようにお化粧をしてみましたよん
赤みの入ったボルドーのアイメイクで、ちょっと色っぽく仕上げてみました~ふふふ

7・メインの人物部分がほぼ完成したら、次は背景に色を付けていきましょう。
 カラー4

この背景の色は、一旦塗ったらもう修正出来ない、絵の具の濃さも計算して一発勝負で完成させるようにしなければダメなのでかなり気をつかいました。
なので事前に色々試し描きをしていくつか背景の色パターンを描いてみて、一番良いと思ったパターンを採用。
いざ塗るぞ!となったら、もう迷わずに「エイッ!」と思い切って勢いよく色をのせていきます。
水彩はある意味、時間との勝負です。
  
この写真でも手元に何枚か、その試行錯誤の足跡が残っていますね~(笑)

相変わらず代わり映えしない台所・・・いえ、アトリエキッチン?の風景でございます

8・背景に色が入ったところで、いよいよマスキングインクを剥がしていきますよ。
マスキングインクを剥がす時は、専用のゴムのような道具、または消しゴムの角などを使ってペりぺり~~っとゆっくり剥がしていきます。
マスキングインクを剥がすと、こうなります。
 カラー5

この画像では、もうすでに模様部分にはパールの入った水彩用メディウムを使って少し色が塗ってありますが、蝶の部分はまだ何も塗っていない、白い紙のままの状態ですね。
実は・・・ジュンギさんの髪にこの段階で一旦色を入れたんですが・・・
何だか気に入らなくて、また全部水で拭い取ってしまいました。
なので、その跡がうっすらと残っているのです。

9・さて、この絵の大きなポイントの1つでもある「蝶」を仕上げていきます。
この絵の全体の雰囲気がふわ~っとした柔らかいイメージだったので、この蝶の部分をハッキリとした色を置いてメリハリを付けようと最初から考えていました。
ちなみに、この蝶は「カラスアゲハ」というとても鮮やかなブルーが印象的な蝶を参考にして描いてみましたよ
 カラー6


10・さて、いよいよ最後の仕上げ!
一度は失敗して消した「髪」を塗っていきます。
・・・しかし、この髪を何色でどうやって色を置いていこうか・・・最後まで悩んで迷っていたんですよね~
「EXHALE」のCDブックレットや歌詞カードを何度も何度も眺めながら、もうあまり時間も無いし、さてどうしたもんか・・と悶々と考えていた時に・・・ふと「あ!そうだ!!」とまた思い付きました。
それまでは、モデルにした写真通りオールバックでストレートな髪に、何色をのせようかと考えていたのですが・・・
タイプBの金髪ジュンギさんのジャケット写真を眺めていた時に「よっしゃ、いっそ髪型を変えてしまえ!」と何だか急に気が変わったんです(笑)

そう思い立ったら、あとはもう勢いでジュンギさんの髪がウエーブがかった金髪にどんどん仕上がっていきました~

そうして、やっと完成したのがこちらです♪

 カラー7(完成)


いかがでしょうか?
髪に色が入ると、やはり画面が締まりますね♪
出来上がって改めて見て、この髪の色が背景とも良いバランスで明るい画面に仕上がったかなと、自分ではまずまず満足です
それと、背景の両脇に入れた模様部分には、画像では分かりにくいのですが、パールの輝きがプラスしてあります。
実物はキラキラ光ってなかなか綺麗ですよ



では最後に、お顔部分のアップ画像も置いておきますね
 顔アップ


ジュンギさんへプレゼントさせて頂く為に、きちんと額装しましたよ。
この額は少し控え目でいぶしのような独特の金の質感がとても上品で、絵の雰囲気にもピッタリ合ってくれてホッとしました~
 額装


最後の仕上げに、綺麗にラッピングでおめかし~
 ラッピング







よく皆さんに尋ねられる事があるのですが・・・


「絵を一枚描くのに、どれぐらい時間がかかるのですか?」


う~~~~ん、これは一概には何とも言えないかな~というが正直な所ですかね

実際に鉛筆や絵筆を握って描いている時間だけが「絵を描くのに要した時間」では無いからです。
そこに辿り着くまでに、あれこれ色々と資料を集めたり、モデルにする写真や下絵、描きかけの自分の絵を眺めながらよ~~~く観察して観察して観察して・・・
オカシイと思った箇所は納得いくまで修正して・・・

でも、それだけ時間と手間をかけて丁寧に仕上げた作品は、その分様々な想いも詰まっていてどれも愛おしいものばかりです。


その我が子のように大切に完成させた作品を、直接ジュンギさんに届けていただけるというのは何て幸せな事なのでしょう。
そんな素晴らしい機会を作ってくださっている所属事務所様、そしてもちろん優しいジュンギさんに、改めて心から感謝いたします。。。




ここまで長々と読んでお付き合いして頂き、ありがとうございます





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