いきもの散歩

近所の自然観察、飼育している川魚の記録

台風19号通過後の河川

2019年10月15日 | 自然観察
狩野川台風に匹敵すると言われた大型で強い台風19号が、各地に甚大な被害を及ぼした。尋常ではない降水量で、箱根では1年分の雨が1日で降った。静岡県東部では伊豆の国市と函南町が特に酷い被害(床上/床下浸水など)を受けた。幸いなことに私の住む地区では大きな被害はなかったが、台風通過時、狩野川のライブカメラ映像やSNSで投稿される河川の状況を見ていて恐ろしかった。

台風一過(2019/10/13)、河川の状況を把握するため川沿いを散策してきた。

牧堰橋(長泉町)からの黄瀬川上流側。左上は富士山。



黄瀬川(鮎壺の滝, 長泉町)。





台風通過時は、石や岩肌が一切見えないほどの水量だったようだ。

次の2枚は2019年7月に撮影した通常時の鮎壺の滝。





新寿橋(長泉町本宿)からの黄瀬川下流側。

台風通過時、氾濫危険水位を超えた。
上を走っているのは国一バイパス。


沼津高架橋(国一バイパス)からの黄瀬川下流側。

奥にある2つの橋は、御殿場線と東海道本線。


柿田川下流(清水町)へ移動。

柿田橋からの柿田川 2019/10/13
写真奥で狩野川に合流する。柿田川の水は湧水であり、山で降った雨が別の川から流れ込むようなことはない。通常より水位が高いのは、水位上昇した狩野川からの水が流れ込んでいるためと思われる。


柿田橋からの柿田川(通常) 2019/09/01


柿田川, めがね橋 2019/10/13


柿田川, めがね橋(通常) 2019/10/06


柿田川, 柿田橋から上流側 2019/10/13
台風通過時、この土手は完全に冠水していたようだ。
何ごともなかったかのように、油絵を書いている方がいた。なんて優雅な心をお持ちなのだろう(笑)。


柿田川, 柿田橋から下流側 2019/10/13


柿田川の狩野川への合流点 2019/10/13
左下が柿田川、中央奥が狩野川の上流側で右側に流れていく。


狩野川(清水町徳倉)へ移動。

狩野川, 徳倉橋から上流側 2019/10/13


狩野川, 徳倉橋から上流側(通常) 2016/05/22


狩野川, 徳倉橋 2019/10/13
台風通過時、氾濫危険水位を超えた。


狩野川(徳倉), 狩野川ふれあい広場 2019/10/13


狩野川(徳倉), 狩野川ふれあい広場 2019/10/13
台風通過時、河川敷は完全に冠水し、土手近くまで水位が上がっていたようだ。


沼津市大平へ移動。

狩野川支流の大平江川。
たずねた時は水が既に引いていたが、この川の氾濫で大平地区が大規模に冠水し、一部住宅は床上浸水したそうだ。
日没間近だったが、畑で復旧作業(?)をする農家や病院の周りを消毒する歯医者さんを見かけた。
また、この地区に住む親戚をたずねたが、会えず連絡もとれなかった。息子の家に避難しているのだと思う。



大平の田んぼ。
水路の水が溢れ、冠水している田んぼが見受けられた。


狩野川下流へ移動して終了。

狩野川(黒瀬橋)


今回の散策途中で撮影した生き物たち。

ノネコ #1


カワウ


カワセミ


モツゴ?


アオモンイトトンボ


ギンヤンマ


ナツアカネ


アキアカネ


コノシメトンボ


ショウジョウトンボ


シオカラトンボ


トノサマバッタ


ノネコ #2


ということで、黄瀬川、狩野川、柿田川、沼津市大平地区を散策した。大平地区の被害は思っていたよりも広範囲にわたっているようだ。一刻も早い復旧を心から願っています。



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