いきもの散歩

近所の自然観察、飼育している川魚の記録

コガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモなど

2018年11月13日 | 鳥類

カモの飛来状況を把握するために川沿いなどを散策した。
その時に撮影した鳥たち。


ダイサギ



カルガモ(上)とハシビロガモ♂
カルガモは一年中見られる留鳥。
ハシビロガモの雄の虹彩は黄色。


ハシビロガモ♀



コガモ♂
換羽が進み、頭部が栗色、目の周りが緑色になっている。


コガモ♂
雌のような見た目。しかし、今の時期は見た目が似た♂♀成鳥非生殖羽や♂♀幼鳥が混じっているので識別が難しい。この個体は下腹などに波状斑が見えるので雄。また、肩羽軸斑が斜めで縦斑気味なことから幼鳥か♀成鳥非生殖羽。したがって、♂幼鳥と思われる。

♂の波状斑



ヒドリガモ♂
頭部が明るい茶褐色であり、下腹付近に波状斑が見えるので雄。また、雨覆(あまおおい)が白くなく、雌のようなウロコ模様になっているので、♂幼鳥ということのようだ。嘴の峰にある線状斑の名残りや胸元・胸側に幼羽特有の小斑が規則正しく密に並んでいることなどからも幼鳥と思われる。


こちらは昨年(2017.12)に撮影したヒドリガモ♂。雨覆が白いので、幼鳥ではなく♂成鳥。額から頭頂にかけてのクリーム色がまだ少し薄いように見えるが、ほぼ生殖羽に換羽した状態と言ってよい?


ヒドリガモ
頭部が濃い茶褐色で見た目は雌。雨覆は白くないので♂成鳥ではない。したがって、♀成鳥か幼鳥のどちらか。♂の波状斑は現時点では見当たらない。嘴のコントラストがはっきりしているように見えるので成鳥、つまり♀成鳥ということだろうか?
正直言ってわからん(苦笑)。でも、この辺がわかるようになると、カモ類の観察はさらに面白くなるのだろうね。



オナガガモ ♂


~ まとめ ~
年を越すとある程度特徴がはっきり出て同定や雌雄判別がしやすくなるのだが、今の時期のカモ類は見た目が似た♂♀成鳥非生殖羽や♂♀幼鳥が混じっているため、雌雄判別が難しい。
この辺を判別できるようになるには 「決定版 日本のカモ識別図鑑」 という書籍が必要条件のようだ。


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