8月に撮影したトンボ。
表紙画像は目の前でホバリングを始めたオオルリボシヤンマのメス。
アオイトトンボ メス
アオイトトンボ - いきもの散歩
オオアオイトトンボ オス
コバネアオイトトンボ メス
コバネアオイトトンボ - いきもの散歩
アサヒナカワトンボ 未成熟オス
ここでは8月も羽化が続いている。
アサヒナカワトンボ 8月の交尾 - いきもの散歩
ミヤマカワトンボ 産卵
この川ではミヤマカワトンボは5月に出現し始めた。最盛期は6月中旬〜7月上旬ごろで数十頭超が見られた。
8月上旬、様子を見に行くと5頭ぐらいしかいなかった。覇気が感じられず、じっととまっている個体が多い。残された時間は僅かであり、その時が来るのを静かに待っているように見えた。そんな中、15時ごろ、数十分前までずっと石の上にとまっていたメスが、産卵を始めていた。オスの警護はない。交尾直後の産卵ではなく、交尾嚢や受精嚢に残っている以前の交尾での精子を使った受精・産卵と思われる。今までじっとしていたのに、何故このタイミングで意を決したかのように産卵を始めたのだろう。このメスにたずねてみたい。
ハグロトンボ 産卵
直前まで交尾していたメス。こちらに気づくと交尾を解き、すぐに産卵を始めた。
ハグロトンボ 最盛期? - いきもの散歩
モノサシトンボ 交尾
モノサシトンボ テネラル - いきもの散歩
モノサシトンボ 8月 - いきもの散歩
キイトトンボ 池周辺の林にいたメス
ベニイトトンボ オス
ベニイトトンボ 8月 - いきもの散歩
クロイトトンボ オス
ムスジイトトンボ オス
アオモンイトトンボ モノサシトンボを捕食するオス
アジアイトトンボ メス
コシボソヤンマ オス
薄暮時、オスが川で狭い範囲の往復縄張り飛翔を始めた。しばらくして、近くで別のオスが縄張り飛翔を始める。すると、オス同士の空中バトルが勃発した。
縄張り飛翔するオスが、飛んできたメスを捕まえ交尾に至る瞬間には遭遇できなかった。
コシボソヤンマ ぶら下がり - いきもの散歩
ミルンヤンマ オス
ミルンヤンマ ぶら下がり - いきもの散歩
ミルンヤンマ 低活性 - いきもの散歩
オオルリボシヤンマ 池の上を縄張り飛翔するオス
オオルリボシヤンマ 産卵 - いきもの散歩
ギンヤンマ オス
ギンヤンマ 8月 - いきもの散歩
ウチワヤンマ オス
植物にとまって縄張り占有していたオス。ギンヤンマが目の前を通過すると、スクランブル発進しバトルが起こった。
ウチワヤンマ メス - いきもの散歩
タイワンウチワヤンマ オス
コオニヤンマ オス
コオニヤンマ 8月下旬 - いきもの散歩
オナガサナエ 池で休んでいたオス
オナガサナエは流水性のサナエトンボで、主に河川中流域で見られる。今シーズンは4頭(オス2頭、メス2頭)のオナガサナエに会った。1頭はいつも観察する川。残りは別の川、幹線道路の歩道、そして池。また、庭で撮影したメスの写真を見せてもらったりもした。オナガサナエは意外な場所で会えることがある、と感じるシーズンだった。
ヒメサナエ オス
8月上旬、河川上流でヒメサナエを5頭ぐらい確認。すべて川沿いで見つけた。流れの中の石にとまって縄張り占有するオスは見かけなかった。
8月下旬、再び行ってみると、ヒメサナエの姿はなくシーズンが終わっていた。
今年は交尾・産卵を初めて見ることができた。そのため、充実したヒメサナエのシーズンとなった。ただ、梅雨時期に観察をさぼってしまい少し後悔している。来年の梅雨は、重くて濡れると心配なカメラは持っていかず、レインウエアと双眼鏡だけの身軽な装備で観察してみようかと考えている。
ヒメサナエ 正面写真で雌雄判定 - いきもの散歩
オジロサナエ オス
8月下旬、朝一番に見つけたオス。近づいても遠くに逃げない。動きが鈍く、日向ぼっこで体を温めているようだ。前日、平地では夕方以降、秋のような涼しさを感じた。この場所は標高が若干高いので、朝晩冷え込んだものと思われる。
オジロサナエ 正面写真で雌雄判定 - いきもの散歩
オジロサナエ テネラル♂ - いきもの散歩
オニヤンマ 18時の産卵
チョウトンボ オス
ナツアカネ 赤味が出てきたオス
ナツアカネ 未成熟 - いきもの散歩
リスアカネ オス
ノシメトンボ 田んぼで会ったオス
アキアカネ 未成熟メス
1頭だけ見つけた。高山へ移動しなかった居残り組かな。
コノシメトンボ オス
翅斑のある未成熟オス - いきもの散歩
ヒメアカネ 未成熟オス
今年初観察。複数のマユタテアカネに混じって1頭だけ見つけた。
マユタテアカネ 翅斑型メス
マイコアカネ 未成熟オス
初見。県内63種目。
ミヤマアカネ メス
ネキトンボ 川沿いで会ったメス
コシアキトンボ 池の周りの木陰で休むオス
コフキトンボ オス
8月最終日、コフキトンボの多産地に行ってきた。見かけたのはオス2頭だけ。ここのコフキトンボは5月下旬から出現し始めたが、シーズンの終わりが近づいている。ここ数年、コフキトンボのシーズンが終焉する今の時期、喪失感のようなものを感じる。
ショウジョウトンボ 連結
ショウジョウトンボの交尾は飛翔して行われ、数秒と短いのが一般的である。しかし、このペアは、交尾飛翔→連結態でとまる→再び交尾飛翔→再び連結態でとまる→再び交尾飛翔、と予想外な展開を見せた。そのため、交尾の撮影チャンスが通常よりあった。しかし、フレームに収められなかったり、ピンぼけだったりでチャンスを無駄にしてしまった。飛翔撮影をもっと練習しなければ。
ウスバキトンボ メス
見かける数が急に減った。どこに行った?
シオカラトンボ 蛾を捕食するメス
オオシオカラトンボ 産卵
オオシオカラトンボ 警護 vs. 新たな交尾 - いきもの散歩
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@アオイトトンボ科(3)
アオイトトンボ
オオアオイトトンボ
コバネアオイトトンボ
@カワトンボ科(3)
アサヒナカワトンボ
ミヤマカワトンボ
ハグロトンボ
@モノサシトンボ科(1)
モノサシトンボ
@イトトンボ科(6)
キイトトンボ
ベニイトトンボ
クロイトトンボ
ムスジイトトンボ
アオモンイトトンボ
アジアイトトンボ
@ヤンマ科(4)
コシボソヤンマ
ミルンヤンマ
オオルリボシヤンマ
ギンヤンマ
@サナエトンボ科(6)
ウチワヤンマ
タイワンウチワヤンマ
コオニヤンマ
オナガサナエ
ヒメサナエ
オジロサナエ
@オニヤンマ科(1)
オニヤンマ
@トンボ科(17)
チョウトンボ
ナツアカネ
リスアカネ
ノシメトンボ
アキアカネ
コノシメトンボ
ヒメアカネ
マユタテアカネ
マイコアカネ+
ミヤマアカネ
ネキトンボ
コシアキトンボ
コフキトンボ
ショウジョウトンボ
ウスバキトンボ
シオカラトンボ
オオシオカラトンボ
合計41種(初見1種)
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今月はヤンマの初見を少し意識した。しかし、結果はゼロ。マルタンヤンマとネアカヨシヤンマに会うのはかなり難しいことがわかり、すぐに断念した。他には見たことがないヤンマが、里山の田んぼ脇水路でホバリングしながらゆっくり飛翔していた。しかし、帰り際でカメラはバッグの中。ヤンマが途中で進路変更し、見失ってしまった。カトリヤンマだと思うが、今後の宿題にしたい。
また、8月の1ヶ月で、県内で記録されているアカネ属で現実的に会える種すべて(キトンボ、オオキトンボ、マダラナニワトンボ、飛来種を除く10種)を撮影できた。これは全く予想していなかった。狙ったとしてもノシメトンボ、マイコアカネ、ネキトンボあたりで躓き、達成は難しかったと思う。ちなみにマイコアカネはマルタンヤンマを狙っている時にたまたま会えた。
狙ったトンボには会えないが、別の予想外なことが起こる。今年のトンボシーズンはそんなことが何回か起こっている。「トンボ観察あるある」でありそうだ。
ミヤマクワガタ
目的のトンボには会えなかった日の帰り際に見つけた。ミヤマクワガタを捕まえたのは小学生の時以来なので少し興奮した。
表紙画像は目の前でホバリングを始めたオオルリボシヤンマのメス。
アオイトトンボ メス
アオイトトンボ - いきもの散歩
オオアオイトトンボ オス
コバネアオイトトンボ メス
コバネアオイトトンボ - いきもの散歩
アサヒナカワトンボ 未成熟オス
ここでは8月も羽化が続いている。
アサヒナカワトンボ 8月の交尾 - いきもの散歩
ミヤマカワトンボ 産卵
この川ではミヤマカワトンボは5月に出現し始めた。最盛期は6月中旬〜7月上旬ごろで数十頭超が見られた。
8月上旬、様子を見に行くと5頭ぐらいしかいなかった。覇気が感じられず、じっととまっている個体が多い。残された時間は僅かであり、その時が来るのを静かに待っているように見えた。そんな中、15時ごろ、数十分前までずっと石の上にとまっていたメスが、産卵を始めていた。オスの警護はない。交尾直後の産卵ではなく、交尾嚢や受精嚢に残っている以前の交尾での精子を使った受精・産卵と思われる。今までじっとしていたのに、何故このタイミングで意を決したかのように産卵を始めたのだろう。このメスにたずねてみたい。
ハグロトンボ 産卵
直前まで交尾していたメス。こちらに気づくと交尾を解き、すぐに産卵を始めた。
ハグロトンボ 最盛期? - いきもの散歩
モノサシトンボ 交尾
モノサシトンボ テネラル - いきもの散歩
モノサシトンボ 8月 - いきもの散歩
キイトトンボ 池周辺の林にいたメス
ベニイトトンボ オス
ベニイトトンボ 8月 - いきもの散歩
クロイトトンボ オス
ムスジイトトンボ オス
アオモンイトトンボ モノサシトンボを捕食するオス
アジアイトトンボ メス
コシボソヤンマ オス
薄暮時、オスが川で狭い範囲の往復縄張り飛翔を始めた。しばらくして、近くで別のオスが縄張り飛翔を始める。すると、オス同士の空中バトルが勃発した。
縄張り飛翔するオスが、飛んできたメスを捕まえ交尾に至る瞬間には遭遇できなかった。
コシボソヤンマ ぶら下がり - いきもの散歩
ミルンヤンマ オス
ミルンヤンマ ぶら下がり - いきもの散歩
ミルンヤンマ 低活性 - いきもの散歩
オオルリボシヤンマ 池の上を縄張り飛翔するオス
オオルリボシヤンマ 産卵 - いきもの散歩
ギンヤンマ オス
ギンヤンマ 8月 - いきもの散歩
ウチワヤンマ オス
植物にとまって縄張り占有していたオス。ギンヤンマが目の前を通過すると、スクランブル発進しバトルが起こった。
ウチワヤンマ メス - いきもの散歩
タイワンウチワヤンマ オス
コオニヤンマ オス
コオニヤンマ 8月下旬 - いきもの散歩
オナガサナエ 池で休んでいたオス
オナガサナエは流水性のサナエトンボで、主に河川中流域で見られる。今シーズンは4頭(オス2頭、メス2頭)のオナガサナエに会った。1頭はいつも観察する川。残りは別の川、幹線道路の歩道、そして池。また、庭で撮影したメスの写真を見せてもらったりもした。オナガサナエは意外な場所で会えることがある、と感じるシーズンだった。
ヒメサナエ オス
8月上旬、河川上流でヒメサナエを5頭ぐらい確認。すべて川沿いで見つけた。流れの中の石にとまって縄張り占有するオスは見かけなかった。
8月下旬、再び行ってみると、ヒメサナエの姿はなくシーズンが終わっていた。
今年は交尾・産卵を初めて見ることができた。そのため、充実したヒメサナエのシーズンとなった。ただ、梅雨時期に観察をさぼってしまい少し後悔している。来年の梅雨は、重くて濡れると心配なカメラは持っていかず、レインウエアと双眼鏡だけの身軽な装備で観察してみようかと考えている。
ヒメサナエ 正面写真で雌雄判定 - いきもの散歩
オジロサナエ オス
8月下旬、朝一番に見つけたオス。近づいても遠くに逃げない。動きが鈍く、日向ぼっこで体を温めているようだ。前日、平地では夕方以降、秋のような涼しさを感じた。この場所は標高が若干高いので、朝晩冷え込んだものと思われる。
オジロサナエ 正面写真で雌雄判定 - いきもの散歩
オジロサナエ テネラル♂ - いきもの散歩
オニヤンマ 18時の産卵
チョウトンボ オス
ナツアカネ 赤味が出てきたオス
ナツアカネ 未成熟 - いきもの散歩
リスアカネ オス
ノシメトンボ 田んぼで会ったオス
アキアカネ 未成熟メス
1頭だけ見つけた。高山へ移動しなかった居残り組かな。
コノシメトンボ オス
翅斑のある未成熟オス - いきもの散歩
ヒメアカネ 未成熟オス
今年初観察。複数のマユタテアカネに混じって1頭だけ見つけた。
マユタテアカネ 翅斑型メス
マイコアカネ 未成熟オス
初見。県内63種目。
ミヤマアカネ メス
ネキトンボ 川沿いで会ったメス
コシアキトンボ 池の周りの木陰で休むオス
コフキトンボ オス
8月最終日、コフキトンボの多産地に行ってきた。見かけたのはオス2頭だけ。ここのコフキトンボは5月下旬から出現し始めたが、シーズンの終わりが近づいている。ここ数年、コフキトンボのシーズンが終焉する今の時期、喪失感のようなものを感じる。
ショウジョウトンボ 連結
ショウジョウトンボの交尾は飛翔して行われ、数秒と短いのが一般的である。しかし、このペアは、交尾飛翔→連結態でとまる→再び交尾飛翔→再び連結態でとまる→再び交尾飛翔、と予想外な展開を見せた。そのため、交尾の撮影チャンスが通常よりあった。しかし、フレームに収められなかったり、ピンぼけだったりでチャンスを無駄にしてしまった。飛翔撮影をもっと練習しなければ。
ウスバキトンボ メス
見かける数が急に減った。どこに行った?
シオカラトンボ 蛾を捕食するメス
オオシオカラトンボ 産卵
オオシオカラトンボ 警護 vs. 新たな交尾 - いきもの散歩
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@アオイトトンボ科(3)
アオイトトンボ
オオアオイトトンボ
コバネアオイトトンボ
@カワトンボ科(3)
アサヒナカワトンボ
ミヤマカワトンボ
ハグロトンボ
@モノサシトンボ科(1)
モノサシトンボ
@イトトンボ科(6)
キイトトンボ
ベニイトトンボ
クロイトトンボ
ムスジイトトンボ
アオモンイトトンボ
アジアイトトンボ
@ヤンマ科(4)
コシボソヤンマ
ミルンヤンマ
オオルリボシヤンマ
ギンヤンマ
@サナエトンボ科(6)
ウチワヤンマ
タイワンウチワヤンマ
コオニヤンマ
オナガサナエ
ヒメサナエ
オジロサナエ
@オニヤンマ科(1)
オニヤンマ
@トンボ科(17)
チョウトンボ
ナツアカネ
リスアカネ
ノシメトンボ
アキアカネ
コノシメトンボ
ヒメアカネ
マユタテアカネ
マイコアカネ+
ミヤマアカネ
ネキトンボ
コシアキトンボ
コフキトンボ
ショウジョウトンボ
ウスバキトンボ
シオカラトンボ
オオシオカラトンボ
合計41種(初見1種)
-----
今月はヤンマの初見を少し意識した。しかし、結果はゼロ。マルタンヤンマとネアカヨシヤンマに会うのはかなり難しいことがわかり、すぐに断念した。他には見たことがないヤンマが、里山の田んぼ脇水路でホバリングしながらゆっくり飛翔していた。しかし、帰り際でカメラはバッグの中。ヤンマが途中で進路変更し、見失ってしまった。カトリヤンマだと思うが、今後の宿題にしたい。
また、8月の1ヶ月で、県内で記録されているアカネ属で現実的に会える種すべて(キトンボ、オオキトンボ、マダラナニワトンボ、飛来種を除く10種)を撮影できた。これは全く予想していなかった。狙ったとしてもノシメトンボ、マイコアカネ、ネキトンボあたりで躓き、達成は難しかったと思う。ちなみにマイコアカネはマルタンヤンマを狙っている時にたまたま会えた。
狙ったトンボには会えないが、別の予想外なことが起こる。今年のトンボシーズンはそんなことが何回か起こっている。「トンボ観察あるある」でありそうだ。
ミヤマクワガタ
目的のトンボには会えなかった日の帰り際に見つけた。ミヤマクワガタを捕まえたのは小学生の時以来なので少し興奮した。