いきもの散歩

近所の自然観察、飼育している川魚の記録

狩野川散歩 徳倉橋~狩野川大橋

2020年02月26日 | 自然観察
天皇誕生日の2月23日、天皇弥栄を祈りながら、狩野川沿いを散策してきた。


11:10、駿東郡清水町の徳倉橋に到着。


徳倉橋から眺める狩野川の上流側。河口からおよそ8kmの地点。ここから上流に向かって出発する。まずは左岸沿い(写真右側)を歩いていくことにした。出発時刻が若干遅く、どこまで行けるか。風が非常に強くて歩きづらい。


徳倉橋から左岸沿いを歩いてすぐに「狩野川ふれあい広場」がある。ここにはパークゴルフ場があり、パークゴルフに興じる年配の方たちをよく見かける。今回、その姿はなかったが、多数の年配者が集まっていた。遊び終えた後だったのだろうか。


広場では大人の指導のもと子供たちがラグビーの練習をしていた。このような光景を目にするようになったのは、ラグビーワールドカップの日本招致が決まったころからだ。
青い水門は、境川の狩野川への合流点。


狩野川ふれあい広場を過ぎてすぐ、河川整備工事で遊歩道が通行止めになっていた。この工事は2017年には始まっていたが、まだ終わっていないのか。今月の28日でようやく終わるようだ。仕方ないので迂回する。


沼津市立大平小学校付近から川沿いの遊歩道に復帰した。下流側を眺めると富士山の姿が。


上流側には新城橋が見える。


土手に咲いていたアカツメクサを撮影した。


新城橋を過ぎてすぐの地点で、大場川(写真中央)が狩野川へ合流する。
突然、目の前の田んぼに2頭のニホンジカが現れ、走り去った。

もう1頭は角が生えていなかったか、短かった。夫婦なのだろうか。昨年の台風19号襲来時、狩野川の河川敷を逃げ惑うシカの写真が、SNS上に流れていたのを思い出した。


土手で飛び回るモンシロチョウ。とまるのを待って撮影した。


沼津市大平地区の政戸にある田んぼ。小さいが小綺麗な田んぼで、小山に囲まれて里山の雰囲気がある。


12:20、出発から1時間ほど歩き、河口から13km地点を通過。沼津市大平から田方郡函南町へ入った。上流側に見える橋は日守大橋。


日守山公園の駐車場に立ち寄り、トイレを済ませた。この公園は日守山(正式名は大嵐山、標高191メートル)の頂上にあり、沼津・三島をはじめ駿河湾や箱根連山、霊峰富士を眺望できる。ただ、そこに辿り着くまでが少したいへんで、急な坂を20分ぐらい登らなければならない。いつか登りたいと思っているが、入り口からいきなりの急な坂を見るたびに「立ち寄っただけだから、また次回に・・・」と言い訳している。



日守山公園から狩野川沿いの遊歩道に戻ると、火の見櫓があった。携帯電話のレトロな基地局ではない。


日の出橋を通り過ぎ、河口から14km地点。写真中央は来光川の狩野川への合流点。


河口から14.8km地点。このあたりはまだ函南町。写真の石堂橋を渡り、真っ直ぐの方向に伊豆箱根鉄道駿豆線の原木駅がある。


13:10、出発から2時間が経過し、河口から16.2km地点。伊豆の国市に入った。写真の松原橋を渡り、数百メートル歩くと韮山駅がある。橋は渡らず、引き続き左岸を歩いていく。


13:25、河口から17km地点で川辺に降りてみた。春には羽化したばかりの狩野川サナエが見られるだろう(大嘘)。対岸(右岸)には狩野川さくら公園なるものがあるようだ。


河口から17.6km地点。
中央の建物は伊豆中央高校。青い水門は韮山古川の狩野川への合流点。韮山古川は韮山反射炉の横を流れる川だ。
ここで川沿いの遊歩道は一旦終わり、少しの間、車道脇を歩くことになる。


伊豆の国市墹之上(ままのうえ)、狩野川放水路を渡る。昨年の台風19号襲来時に活躍し、放水路がない場合の想定と比べて狩野川の水位を1.85メートル低くすることができた。ただ、本流の氾濫被害を食い止めた一方で、狩野川の水位が上昇して支流から排水しきれずあふれる内水被害が、一部で発生したため、第2の放水路の必要性が訴えられている。


中央の流れが狩野川、左側が狩野川放水路。


14:00、3時間近く歩いてきた。河口から18.8km地点。
工事で左岸の遊歩道が通行止めのため、千歳橋を渡り、右岸に移動してきた。最寄りの駅は伊豆長岡駅。


河口から19.6km地点。
すぐ横を国道136号と伊豆箱根鉄道駿豆線が走る。伊豆長岡駅と田京駅の中間地点だ。

タイミングよく「ラブライブ!サンシャイン!!」ラッピング電車「Over the Rainbow号」が通過した。推しメンの黒澤ダイヤをフレームにぎりぎり収めることができた。ツイてる。←ラブライブをまったくわかってない人


宗光寺川の狩野川への合流点近く。


15:00、散策開始から4時間ほど経過。河口からおよそ22km地点から下流側を眺める。右側にある橋は大門橋。その少し奥に新大門橋がある。写真中央あたりで戸沢川が狩野川へ左岸から合流している。最寄りの田京駅までは直線距離で500メートルぐらい。


河口から23km付近で、深沢川が狩野川へ合流する。


15:10、神島橋。

神島橋を過ぎると、前方に河津桜並木があり、花見客で賑わっている様子。





この桜並木の遊歩道は「読売巨人軍長嶋茂雄ランニングロード」と呼ばれる道の一部になっている。ミスターが現役時代の昭和42年から48年までの間、伊豆の国市(旧大仁町)を拠点として自主トレーニングを行っていた。それが名前の由来だ。
伊豆の国市/読売巨人軍長嶋茂雄ロード


河口から24.6km地点。
桜並木の対岸にある岩山は伊豆三山の一つ、城山(じょうやま)。
城山 | 南から来た火山の贈りもの 伊豆半島ジオパーク


城山をうしろに数羽のトビが飛んでいた。


上流側に狩野川大橋が見える。


15:50、狩野川大橋に到着。


狩野川大橋から眺める狩野川の上流側。向こうの橋は新狩野川大橋(伊豆縦貫道)。この後は、狩野川大橋を渡り狩野川左岸に移動して、狩野川沿いを修善寺駅まで歩くか、狩野川左岸に合流する大仁山田川沿いを散策するか、そのどちらかを予定していた。しかし、時刻はすでに16時ということで、本日の散策はここで終わりとすることにした。
およそ5時間をかけて、徳倉橋(河口から8km、駿東郡清水町)から狩野川大橋(同25km、伊豆の国市大仁)まで狩野川沿いを歩いた。思っていたよりも近かったな、というのが率直な感想だ。工事中で一部の遊歩道が通行止めだったり、車道脇を歩かなければならないときがあったりしたが、非常に歩きやすい散歩コースだ。また、何人ものサイクリストとすれ違った。絶好のサイクリングコースでもある。

出発から水分を一切とっていなかったので、大仁の台所(?)、アピタに寄った。食品売り場を軽く見て回ったが、予想に反し品揃えがかなりよい。また、近くに競合店はないのに値段が良心的で良いスーパーだと思った。とあるスーパーは近くにライバル店がないことをいいことに、交通手段がなかったり、足腰が悪かったりする老人の足元を見て商売をしている。見習ってもらいたいものだ。

アピタでお茶だけ買って、大仁駅に向かう。

16:50、大仁駅到着。


大仁駅前には温泉があって、足湯を楽しんだり、温泉を飲んだりすることができる。手だけを温泉に入れ、水温を確かめた。熱すぎるということはなく、足湯にちょうどよさそうだった。

大仁駅16:58発・三島行きの電車を待つ。

すると「ラブライブ!サンシャイン!!」ラッピング電車「Over the Rainbow号」がやってきた。ツイてる。推しメンの黒澤ダイヤの車両に乗り、三島広小路駅へ向かった。←ラブライブをまったくわかってない人(再)


Memo
狩野川(おすすめ)サイクリングコース | CYCLE KIDS - サイクルキッズ



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