「自分、犬山城っす。現存十二天守の城姬の中でも、最古の天守じゃないかって噂されてるっす。いやいや、自分なんてまだまだっすよ。尊敬する兄貴のように自分、もっと輝きたいっす。」徳川家康、織田信雄連合との小牧・長久手の戦いでは豊臣軍の本拠地ともなった犬山城。本丸の背後は木曽川で守られ、「後堅固の城」と称された。城主の事を兄貴と呼び、リスペクトしており、いつか城主と肩を並べて戦に立つことを夢見る、元気な後輩。