「アタシの書く文字は、達筆すぎて読めないってよく言われるの。アハハ、たまに自分でも読めないんだけどね。」三方を芥川に囲まれた要害に建ち、戦国末期に諸勢力の興亡のさなかにあった芥川山城は、三好長慶が攻略し、飯盛城に移るまで居城とした。大筆を持った達筆の城姫。武功をあげ、それを連歌に詠んでもらうことを好むが、自分では連歌を作れない。九城抜きを常に目標とし、自分がいるから城主はもっと強くなれると、自分の力を信じて疑わない。