泣きたいことが あった日は
ぜんぶ自分のせいにした
名もない神を 恨んだり
運の悪さを 嘆いたり
今では胸に 空がある
一人でそっと 手を当てる
父が帰った その空に
「見ていてね」と 呼びかける
戻らない人がいて
戻れない日々がある
はぐれてしまった道ならば
空のほとりを 辿るように
ただ、ひたすらに ただ、生きてゆこう
夢の狭間で 逢えたなら
こんどは私が 抱きしめよう
小さくなった 父だろう
赤子のように 抱きしめよう
もう一度逢いたくて
もう二度と逢えなくて
星の光に導かれ
空のほとりを 歩くように
ただ、ひたむきに ただ、生きてゆこう
もう一度逢いたくて
もう二度と逢えなくて
星の光に導かれ
空のほとりを 歩くように
ただ、ひたむきに ただ、生きてゆこう