「催しがあるみたいです。楽しそうだし、私なんかが参加したら、ご迷惑ですよね…?」
豊臣秀長が紀伊を領有した天正年間に起きた奥熊野の地侍による北山一揆を鎮圧すべく、藤堂高虎に築かせた赤木城。城西方の田平子峠に刑場が置かれ、一揆の首謀者たちは高虎の謀略により捕らえられ、獄門にかけられた。その後、大坂の陣の際にも再び一揆が起き、鎮圧拠点にもなった。恐れられ人が寄りつかなかったため、人見知りで内気な城姫。自意識過剰なところもあり、被害妄想気質。自ら話しかけることが少ないが、鴬の「サクラ」には唯一話しかける。「ごめんなさい」が口癖。人のことをよく見ていて、特に城主のことをしっかりと見て、色々と気遣ってくれる。