1月11日付 電気新聞
家電機器制御し、省エネを実現-中部電力が管理システム開発
中部電力は、家庭での電力利用を管理し、家電機器を制御することで省エネルギーを実現する家庭用エネルギー管理システム(HOMES)を開発した。エネルギーの使用量や履歴、時間帯別・機器別の電気料金などを表示できるシステムで、東芝のホームITシステム「フェミニティ」に組み込む形での提案を想定している。今後は、技術開発本部でさらに実証を進め、複数の家電を連動して制御したり、省エネアドバイスを行う機能も追加していく計画。家全体のエネルギーを表示するシステムは他にもあるが、中部電力のシステムは分岐回路ごとにも測定できるのが特徴。
一般家庭でのエネルギー消費量が増大し、一方でエネルギー価格が上昇するなか、省エネ意識も高まっている。また、最近ではITで家電や防犯などを制御するホームネットワークシステムも各種登場しており、ITを活用した家庭での効果的なエネルギー利用に対するニーズが高まっている。
中部電力技術開発本部エネルギー応用研究所では、こうした背景を踏まえて、既存の住宅向けネットワーク技術を活用して、エアコン、照明、床暖房などのエネルギー使用状況を簡単、詳細に把握し、テレビやパソコンなどで表示できるシステムを開発した。
システムは、小型の電力使用量測定ユニットを分電盤に取り付け、回路ごとのデータをインターネットを通じてエネルギー管理サーバーに送って情報の加工・提供などを行う仕組み。東芝が販売しているホームITサービス「フェミニティ」のサーバーに組み込むことで、単独のシステムより低コストで顧客に提案する考え。
エネルギー関連の表示項目は、機器・部屋別の電気使用量と料金、月別・年間の料金履歴、時間帯によって使われる機器などの分析など。各家電機器の電気の使用状況に応じた省エネアドバイスや、家電・住宅設備機器の省エネコントロールの機能を追加するための試験を進めることにしている。
家電機器制御し、省エネを実現-中部電力が管理システム開発
中部電力は、家庭での電力利用を管理し、家電機器を制御することで省エネルギーを実現する家庭用エネルギー管理システム(HOMES)を開発した。エネルギーの使用量や履歴、時間帯別・機器別の電気料金などを表示できるシステムで、東芝のホームITシステム「フェミニティ」に組み込む形での提案を想定している。今後は、技術開発本部でさらに実証を進め、複数の家電を連動して制御したり、省エネアドバイスを行う機能も追加していく計画。家全体のエネルギーを表示するシステムは他にもあるが、中部電力のシステムは分岐回路ごとにも測定できるのが特徴。
一般家庭でのエネルギー消費量が増大し、一方でエネルギー価格が上昇するなか、省エネ意識も高まっている。また、最近ではITで家電や防犯などを制御するホームネットワークシステムも各種登場しており、ITを活用した家庭での効果的なエネルギー利用に対するニーズが高まっている。
中部電力技術開発本部エネルギー応用研究所では、こうした背景を踏まえて、既存の住宅向けネットワーク技術を活用して、エアコン、照明、床暖房などのエネルギー使用状況を簡単、詳細に把握し、テレビやパソコンなどで表示できるシステムを開発した。
システムは、小型の電力使用量測定ユニットを分電盤に取り付け、回路ごとのデータをインターネットを通じてエネルギー管理サーバーに送って情報の加工・提供などを行う仕組み。東芝が販売しているホームITサービス「フェミニティ」のサーバーに組み込むことで、単独のシステムより低コストで顧客に提案する考え。
エネルギー関連の表示項目は、機器・部屋別の電気使用量と料金、月別・年間の料金履歴、時間帯によって使われる機器などの分析など。各家電機器の電気の使用状況に応じた省エネアドバイスや、家電・住宅設備機器の省エネコントロールの機能を追加するための試験を進めることにしている。