のりのりの新ブログ

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農業の夢ある魅力作り

2013-01-22 11:00:38 | インポート
平成24年の「米」の国内生産費は、10アール(約1反)当り約16万円で、
523kg(約9俵)の収穫であった。つまり、1kg当り306円の計算となる。
小売りは輸送,保管など流通費が加算され標準で480円/kg、
生産の1.57倍となっている。

さて、関税(基本税率402円/kg)が撤廃された場合、輸入米はいくらか?
1kg当りの日本306円に対し、卸売り価格はアメリカ70円、中国50円の様相であり、
小売りは卸売りの1.57倍とするとアメリカ110円/kg、中国79円/kgとなる。
そして商社のマージンや保険料を加えると国内産の
現状480円の3分の2から半額くらい(320~200円/kg)になると予想される。

従って、国内生産を今後どのように取り組むべきか?
生産の大規模集約化によって労働費や農機具費などを切り詰める必要がある。
さらに、担い手を育てていくには魅力のある農業を考えていかねばならない。

その活性化の為に『地産地消』の考え方を取り入れるのも一つの方策である。
特産品がコシヒカリならば米粉パンを食生活の変化として展開させ、
連動して減反対応にもなる小麦,イチゴやブルーベリーの生産及びジャム作りなど、
直売所や農園を通して販売普及活動を行い交流を深め付加価値を上げていくのである。

他方で視点を変えエコで魅力的な農業の取組みも始まっている。
栽培により、そのチップを火力発電の燃料に利用するというものである。
芋の特性により、多段棚栽培・多回収穫にて量産ができる、休耕地が生かせる、
CO2も出ないなど、化石燃料に変わるメリットは非常に大きい。
エネルギーへの活用は今後、夢を大きく広げていくと思われる。

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