数年前から節水型トイレが詰まったというご連絡をよくいただく様になりました。
私が担当させて頂いた本日のご依頼5件のうち2件は「節水トイレつまり」でした。（普段はこんなに多くはありません）
節水トイレつまりの特徴としましては、便やトイレットペーパーが排水管の中に引っかかって詰まっていることが多く、圧力式ポンプや便器の脱着作業では解消できないことが少なくありません。
その場合は洗管用ホースつき高圧洗浄機で排水管内を洗浄することで詰まりを解消します。
節水トイレの詰まり解消ご依頼は戸建て住宅に集中していて、マンションなどの集合住宅からは殆どご依頼がありません。
これは集合住宅の排水管が垂直に通っていることが多いために、戸建て住宅とは排水が流れる速度に違いがあるためと思われます。
戸建て住宅の場合は雑排水もトイレ排水もゆっくり・ゆっくりと流れて行くために水量が少ないと紙などが排水管の途中に引っかかって詰まることがあるのでしょう。
そのため、当社ではトイレ交換工事の前にお客様のこれまでのトイレトラブル事情をお尋ねして、節水トイレに交換することで明らかに問題が増えそうな場合はそのむねをお伝えしています。
既に節水トイレを使用中の場合でも対策はとれます。
節水トイレの殆どのトイレタンクは流す水量を２リットルほど調節できる様になっていますので、流す水量が少ないためにトイレが詰まりやすい場合は水量を増やし排水の流れをよくしてから様子をみられるとよいでしょう。
水量調節はトイレタンク内の部品を一旦取り外しての作業となることが多いため、業者に依頼したほうが無難なのかも知れません。
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