株式投資は、資本主義経済下でできたもので、オルカンのような株式系インデックスファンドは資本主義が続く限り右肩上がりとなることが期待されるが、ボラティリティは低くはない。
例えば、株式系の投資で定年までに2000万円まで増やし、その後は追加投資せずに毎月10万円ずつ取り崩して公的年金の足しにしていこうとする。
論理的には、それまでの投資資産を都度都度取り崩すしていくのが資産を増やす(長持ちさせる)には効果的だが、価額が下がったときに追加投資するどころかたくさん取り崩すことになって不安という心理面を考慮して、資産を増やし過ぎることよりもボラティリティを下げることを考える。
そこで、2000万円の株式系投資資産(オルカンを想定)のうち4割の800万円をMRFにして、毎月取り崩す際にリバランスを行うこととしてはどうか。
基本的には、毎月オルカンを6万円分売却し、MRFを4万円引き出すが、株式が好調な時は株式売却を優先し、不調な時はMRFを引き出す。
さらに、株式が好調過ぎる時は相応分をMRFに移し、不調過ぎる場合はMRFで株式投資分を増やしその後の回復局面での資産拡大も狙える。