東北復興観光支援の旅行に参加しました。
行った所は、宮城県の有名な松島より、北へ凡そ60キロの
南三陸町、志津川湾に面した小さな町です。
ここは、ニュースで誰もが知っている防災庁舎の二階から、
「津波が来るから早く避難して下さい」と放送し続けて、
自らは津波に巻き込まれて行方不明になった、
けな気な女子職員の、あの町です。
しかも、その秋には、結婚式を挙げる事になっていた、ということで
赤茶けた三階建て鉄骨だけ残った防災庁舎の前に案内された時は
みんなで黙祷、ジンと目頭が熱くなりました。
この防災対策庁舎は、2010年2月チリの大地震の影響で、
この志津川湾に5メートルを越す津波が来て、その対策として
町の中心部に建てられたホヤホヤの建物です。
犠牲者とも言える、 亡くなられた職員の方々のご冥福をお祈り申し上げます。