犬@かめらまん.ぶろぐ

撮影・注文・編集など、写真業務の進捗などあっぷします。

そうだ、レースをしよう!マーチカップ編

2009年06月20日 14時59分21秒 | マーチカップ
みなさん、マーチカップってご存知ですか?
漠然と、マーチのレースだよねって僕も思っておりました。
しかしながら、この度、フラットウェルBRPチームの密着撮影をして、いろいろなことがわかりましたので、レポートしたいと思います。

マーチカップオフィシャルホームページにて、詳細がわかります。またレポート作成に際し、参考にしたり引用しております。

マーチカップに出場する為に必要なこと、必要なもの

まず、やる気!これが不可欠!

その弐、2つのライセンス、①国内A級ライセンス、②サーキットライセンス。
①を取得するには、まず国内B級ライセンスを講義にて取得後、JAF公認の競技会に参加後、国内A級の講義、模擬レースを経てGETとなります。
②を取得するには、各サーキットでの講習会を受講すればGETできます。
時間と少々のお金があれば、わりと簡単に取れるとおもいます。

その参、レース車両&改造部品。
ベース車両は、新車、中古予算に合わせて購入します。
改造部品ですが、レギュレーションの関係上、nismoが特別に用意したキットパーツを装着することになります。

3ドア用 …357,000円~462,000円 (消費税込み)
5ドア用 …372,750円~483,000円 (消費税込み)
(レース用サスペンションパーツ、レース専用マフラー、強化クラッチ、L.S.D.、軽量アルミホイールなどのレース用装備と、ロールケージ、消火器、牽引フック、サーキットブレーカーなどの安全装備、データロガー)
市販されないものなので、ヤフオクとかに出回れば、結構いい値段で取引されるとか・・・

やっぱりレースは、お金もかかります。



用意ができたら、さぁ参戦!
東日本と、西日本に分かれて各5戦、最後に統一チャンプ決定戦があります。

今回は、西日本の第2戦ということになります。
金曜日にフリー走行、土曜日に予選、日曜日に決勝というスケジュールでした。


都合上僕は、土曜日から参加。
鈴鹿サーキットのAパドックは、マーチカップに割り当てられており、あたり一帯が、マーチだらけでした。
ほとんどのチームが、サポートカー+レース車両+テントという、3点セットです。


土曜日、予選前に車検があります。
鈴鹿サーキットは、最終コーナー側のパドックに車検場があるので、そこにずらっと並びます。


マーチカップでは、前後左右、マーチカップや、マーチカップのスポンサーのステッカーはすべて支給され、貼る位置が指定されます。
そのステッカーの合間を縫うようにして自前スポンサーのステッカーや、ペイントを施します。。
もし張ってないと、すぐにお叱りを受け、ステッカーをすぐに張るように指示されるとのことです。


車を徐々に人力で進めます。


車検は、レギュレーションに沿って、あちこち見られます。。
ズルできません。。


同時にドライバーの装備の検査もあります。
ヘルメットやスーツ、グローブ、シューズなど、規格のものかチェックされます。
車検場でバシバシ撮ってたら、「車検場内ではご遠慮ください」と注意された犬かめです。。汗


車検終了。
土曜日の早朝なので、静かなものです。。

その後、メディカルチェック 、ブリーフィング、出走前点検があります。


予選開始準備、この日は雨がやんだけど、路面が乾ききっていない微妙なコンディションなので、セッティングに悩みます。。


予選開始、時間的に7周のアタックです。
しかしながらウェットの為タイムが落ちていて、6周しかできませんでした。
7周目にアタックする予定だった35号車・・残念。。。
チームでは、予選7,8,11,20位という結果になりました。


さらに予選8位の999号車はシフトミスにより、エンジンが逝ってしまった為、エンジン交換が必要になりました。

マーチカップにとって予選というのはかなり重要なものです。
車にパワー差もなく常に全開、みんな似たり寄ったりの速さなので、まともに抜くことはほぼ不可能、決勝は7周の短期決戦。

それではどうやって順位を上げるか・・・
それは、レーシングアクシデントの域を超えないくらいに当てたり、押したりすることで、順位をあげるしかないとのことです。
見えないところで、暗黙のバトルが・・・
結果、1レースで、2,3台はジャガイモ状態になるとのことです。
恐ろしや・・マーチカップ。。


予選終了後、すぐにやることがあります。
全車データロガー装着が義務付けられていますが、その予選走行データをnismoに提出しないといけませんので、データ採取をまず行います。
※データロガーとは
車速、エンジン回転、加速G、旋回G、ブレーキ圧力、スロットル開度、油水温などの走行データを収集する装置。


データは、nismoのトレーラーに提出し、今後色々なことに使用されます。
たとえば、ネットからログデータをダウンロード、解析、比較等できます。


999号車・・・明日までにエンジン乗せ変えて、大阪から帰ってこなくてはなりません。。
そんなこんなで、土曜日のマーチカップは終了です。



翌朝、日曜日の決勝当日です。

すっかり晴れて気持ちいい。


999号車、無事エンジン載せ買えて戻ってきました。
エンジン載せ買えを行った為、朝一でnismoスタッフによる車検がありました。
タペットカバーやプラグを外していきます。


コンプレッション、ボア&ストローク、バルブタイミングなどレギュレーションに適合しているか確認していきます。
もちろん無事車検通過ですが、エンジン積み替えにより、最終グリッドからのスタートになりました。


決勝前、車がきれいなうちにと・・・記念撮影!


ドライバーもいっしょに記念撮影!


決勝前、準備万端で、ミーティング&リラックス。


いよいよ決勝です。


ピットロードを通って一周してからグリッドへ


スーパー耐久同様、観客が少なすぎ。。。非常にさびしいです。


オフィシャルカー


自分のグリッドへ向かいます。


チームによっては、レースクイーンがいます。
今回、パームタウンガレージさんのRQがきてくれました。ありがたや~


グリッドにつくと、順々に紹介のアナウンスが流れます。
その時間を利用して、ドライバー&チームスタッフは、最終確認を行います。


この間、約10分くらいかな・・前列から後列まで移動しながら撮っていきます。


フォーメーションラップ開始まで、あと数分。緊張感も高まってきます。

3分前にはグリッド上から、撤収となります。

同時に、2コーナー激感エリアへ移動。。

ガチャピン号が役にたちます。


決勝レースが始まって少ししたら、アクシデントがあったようで、セーフティーカーが入りました。


セーフティーカーの入り方がよくなかったらしく、ホームストレートで事故が発生。
さらにセーフティーカーが速過ぎる為、後ろについて走っていたマーチ達は全開走行だったそうです。。
こんなセーフティーカーって、どうなんだろ?


いろいろありましたが、レース終了です。


やはりジャガイモみたいになった車がでました。


48号車も例外ではありません。


リアガラスも割れました。


ホイールも死亡。
普段横転しても、文句を言わない48号車ですが、この日ばかりは、すぐにレースコントロールへ、物申しに行きました。
よほどの事があったのでしょう。


レースの反省会。。


反省会もほどほどに、撤収作業開始。


2台積みの積車便利だねー



最終順位は、7,14,15位でした。
ちなみに賞典はこちら

いろいろありましたが、お疲れさまでした。

そんなマーチカップですが、すでに今シーズンの最終戦をもって、マーチカップ自体が終わります。
非常に残念ですが、不景気と時代の流れでしょうか?

僕も今まで特に注目しなかったレースですが、各ドライバーの熱い情熱は、密着することで非常に強く伝わってきました。
今までは、いろいろ知らなかっただけ・・・知りだすと、やっぱレースの規模の大きさにかかわらず面白いですし、今後見方が変わると思います。

来年はみんなどこのレースに出るんだろーね。

全国の皆さん、残りわずかですが、機会があれば見に行ってみましょう!

マーチカップ・BRPチーム

2009年06月08日 00時39分19秒 | マーチカップ

きれいなうちにと、4台そろって記念撮影


緊張感が高まります。


エンジンを載せ変えて、無事スターティンググリッドにつきました。


キャンギャル調達致しました!!


キャンギャルがいるだけで華やかになりますな。
次回も調達してください。


スタート直前。。まさかあのチャンスを逃していたとは。。とほほ・・・


きれいなペイントです。


2コーナー激感エリアは、フェンスもなく、70-200mmで十分撮れるのでいいですね。


マーチのレースでは、一戦あたり3,4台はつぶれるのが当たり前とのことでしたが、不幸にもチームの一台が・・・


広いサーキットでは、ありがたいチャリ。
グリッド撮って、ダッシュで2コーナーへ移動。。
昨日は走って行きましたが、機材持って、時間的、体力的に無理ということでチャリをチャーター!
チャリはチャリでも、ガチャピンチャリなのだ。

マーチカップ&スーパー耐久 in 鈴鹿

2009年06月06日 20時36分50秒 | マーチカップ
BRPさんのチームの撮影をしてきました。
ちょっとレポートしてみます。
朝から小雨状態が少し続きましたが、次第に止んで、ウェットからドライに変わっていきました。
マーチカップ予選が始まるころには、ドライとウェットが入り混じる状態となり、タイヤの選択、セッティングが非常に難しい状態でした。
しかしながら、みなさん果敢に攻めていきましたよ。













走行後には、データロガーのチェック


そして、隣接しておいてあるnismoのトレーラーにすぐ提出することが義務付けられているそうです。
マーチカップのステッカーはもちろん、協賛会社のステッカーを貼ることも義務つけられていることも初めて知りました。
細かい位置も決まっているそうです。



一台シフトミスにより、エンジンが逝ったので、大阪に帰りました。
明日は、エンジン積み替えにより最後尾よりの出走になりますが、4台の活躍を期待しています。