内覧会で表面的な傷や機能不備が見つかって直すことはもちろんですが、
もっと根本的な問題についてきちんと見ておく必要があります。
マンションを購入する方はその辺の建物の建設時の問題点を確実にチェックして購入しなければ後悔することになってしまいます。
シリーズ7回は機器の機能不全にについて考えてみます。
住宅に設置される機器の主なものは冷暖房機・給湯機・換気扇・水洗便器・通信機器・インターネット接続・自動水栓等の生活に直接関係する機器であり、
本来の機能が発揮されなければ生活に支障が出てしまいます。
内覧会ではすべての機器に対して通常の仕様で機能することを実際に稼働させて確認することが必要です。
機器は通常メーカーの1年間の保証が付いており、分譲会社が保管しており、各機器についているシリアル番号の保証書を内覧時に確認しておき、
引き渡し時に鍵と一緒に引き渡しを受けておく必要があります。
管理上、管理会社に預けるといわれることがあると思いますが、管理会社へはコピーを渡して正本を手元に保管しておくことが重要です。
機器が機能不全を起こすと修理までには数日間を要することがあり、大変不便な状況になってしまいますので、
保証所があっても、実際に機能するかどうかの確認は面倒でも確実にしておくことが必要です。
次回は仕上げ状況についてお伝えします。
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