こんにちは
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターです。
2022年11月21(月)、三重県鳥羽市鳥羽の扇芳閣にて、
鳥羽旅館組合の合同避難防災訓練が実施されました。
南海トラフ地震による火災を想定した訓練で、
27の宿泊施設から約100人が参加。
中村市長の挨拶
参加者が3階の客室に分かれて待機。
火災を知らせる非常ベルと共に、従業員が避難誘導を開始。
車いすに乗った重傷者は、4名で車いすを持ち上げ、3階から階段で避難後、
担架に乗せられ、救急搬送されました。
また、3階に取り残された軽傷者をはしご車で救助する訓練も行われました。
参加者は煙り体験ハウス(テント)で煙が充満した状態での避難も体験。
さらにホテル・旅館の新人スタッフを中心に、消火器の取り扱い訓練を実施。
その後、宴会場に場所を移し、「ホテル・旅館での火災時の対応について」の講話がありました。
講話では、消防隊員が寸劇で、ダメな訓練の様子を楽しく再現。
その後、「消防隊員が真剣に訓練に取り組んだら!」のオリジナル映像を鑑賞。
消防隊員:「訓練を恥ずかしがっていてはダメ。訓練なんだから失敗しても大丈夫。万一に備え、真剣にシミュレーションしながら実施することが大切」
いつもに増して、訓練の重要さに気付かせてくれた今回の避難訓練でした。
大変、勉強になりました。
そして、鳥羽の旅館組合の結束力を感じました。
最後に鳥羽旅館組合の迫間優子理事長より、「防火防災宣言」がなされ、
訓練は終了。
これから年末に向けて、繁忙期を迎えます。
そんな中で行われた訓練。
鳥羽のおもてなしは、こうして育まれているのでございます。