ばりふりっと鳥羽 ~ぬくとまるバリアフリー観光地~

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターより、鳥羽市及び伊勢志摩のバリアフリー観光情報を発信しています。

三重県発祥『SSピンポン』 専用卓球台を鳥羽シーサイドホテルに設置! 鳥羽市長を招いて体験会開催

2022-06-05 12:58:47 | 旅行
こんにちは
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターです。

今日は三重県発祥の新しいスポーツ『SSピンポン』をご紹介します。

SSピンポンは視覚障がい者向けの競技「サウンドテーブルテニス」の派生競技で、2015年に三重で始められた新スポーツ!

SSピンポンのSSとは、生涯(Syougai)とスポーツ(Sports)の頭文字から命名。

卓球台とネットの隙間(4.2センチ)をくぐらせるように打ち合います。
オレンジ色のボールの中には金属が入っていて、ラケットはラバーの無い木製です。
ボールの中に鉄球がはいっていて、ころがすと音が鳴ります。
ラケットはラバーが貼っていないので、
ボールを打つと「カーン」と小気味よい音が響きます。

ボールを打つ時や転がる時に出る音によりボールの位置が分かるため、視覚に障がいがある方でもプレイすることができます。

しかしながら、SSピンポン「誰でも!楽しく!」がモットー。
ボッチャと同様、ユニバーサルなスポーツなんです!

【卓球台について】
卓球台の両側のサイドエンドに枠が貼ってあり、ラリーが続けやすくなっています。
また、何十万円もする高価な専用台を導入しなくても、
一般の卓球台を数万円で改造が可能。
台には擦り傷防止のため、シートで保護するなどの工夫もされています。

宴会場に設置されたSSピンポン専用台

【ユニークでクールなルール】
  • コートやサーブ、レシーブを決めるときは「くちジャンケン」で
  • ラケットを持つ手やグリップ部で打っても、打音がすればOK!
  • 目の見える方も見えない方もアイマスク不要
その他、ルールも簡素化しているのでラリーが続きやすく、楽しくプレイできるのが特徴です。

鳥羽シーサイドホテルさんではコロナ禍での宴会場の活用として、畳の宴会場を卓球会場として提供していますが、
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターでは『SSピンポン』の普及を目指すNPO法人 日本SSピンポン協会 代表 村井 正治さんからの依頼を受けマッチング!
村井代表

鳥羽シーサイドホテルさんのご快諾により、
SSピンポン専用台を1台設置してくださることになり、
そのお披露目もかねての体験会を実施しました。

『SSピンポン体験会』
日時:2022年6月4日(土) 9:00~10:30
場所:鳥羽シーサイドホテル (三重県鳥羽市安楽島町1084番地)
   岬亭6階「汐路」にて
参加者:日本SSピンポン協会 村井代表をはじめ、愛好家のみなさん
    鳥羽市 中村欣一郎市長 
    ㈱アスリードプラス 五っぽ(いっぽ)のメンバーさん
              地元サッカークラブメンバーの小学生

中村市長は、家業である鉄工所に卓球台があり、
幼いころから卓球に親しんでいらっしゃったとのこと。

市長を交えて、さっそくプレー開始!

年齢が高い方も、障がいがある方も、小学生も、
すぐにルールを理解して、楽しくプレイ。



強いボールを返しても、相手が反応できないまま、
ボールが枠から飛び出してしまえば相手の得点になってしまうので、
ラリーを続けながら、相手の返球ミスを誘うのがコツ!

SSピンポン協会のメンバーが審判を務めながらルールの説明をしてくれたので、
さらに理解が深まりました。

SSピンポンは、実は2021年10月に日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」でも紹介されたそうで、
以降、全国各地から協会に問合せが来ているそうです。

今回鳥羽シーサイドホテルさんに専用台が設置されたことで、
いつでも、だれでも体験できる環境が整ったというのがスゴイことですよねー。

鳥羽シーサイドホテルの藪本社長もプレイを体験!

料金は1時間800円。
1台につきの料金なので、何人でプレイしても同料金と超リーズナブルな価格設定。
床が畳敷きなので、足にも負担がかからないし、
ボールも転がりにくいので、拾いやすいという利点も!
宿泊者でなくても、日帰り利用が可能です。

本当に小さなお子さんから車いすの方でも楽しめそう!
ファミリーで気軽に楽しめるっていうのが、本当にすばらしいなーと思います。

「温泉卓球」という言葉があるように、
旅館で浴衣姿で卓球を楽しむのは定番なんですが、
それにユニバーサルな要素が加わりました。

鳥羽シーサイドホテルさんには、車いすトイレやバリアフリールームもあります。

みなさんも、鳥羽シーサイドホテルさんでSSピンポンを楽しんでください!

日本SSピンポン協会 公式サイトはコチラ↓


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