父親から「これ、要るか?」と権現同人リュックを渡されたのは2014年。
通販でひとめぼれしたらしい。
このザックは八ヶ岳にある青年小屋がプロデュースしたようでいつかは訪れたいと思っていた。
9月27日はお休みが取れて、日にちから御嶽山に行こうかな?
と思っていましたが風が強い予報なのでどこに行こうか迷って編笠山、権現岳に行くことにした。
日曜日は早めに出発して下道で行く。途中、道の駅 遠山郷でシンギス定食をいただく。
お店の方に「地元の山菜とか売ってるとこはどこですか?」と尋ねると、
もう少し先に行ったところにお店があるとのことで行ってみた。
この時期、地元の松茸があるんじゃなかろうか?
お店に入るとナルホド。地元産の食材がたくさんある。だけど松茸はなかった。
いろいろ物色してジンギスカンを2袋購入した。
お店の方に「松茸はないですかね?」と聞くと、更に先に行くと直売所があるとのこと。
行ってみたら豊橋のスーパーでは1万円はするだろうという量の松茸が、ナント2千円!買うしかないでしょう。
「何でこんなに安いんですか?」と聞くと
「今朝採ったまんまで割れてたり、頭が取れてたり・・・下処理してないから虫もいるよ。」
と言われ躊躇したが虫の除去方法も聞いて、値段に負けて買ってみた。
ムシと言われて蛭のようなムシがズルズル出てくるのかな?と想像していた。
今日のお宿は道の駅 こぶちざわ。
お風呂も隣接していていいところだった。体を温めたら一杯やりながら松茸のムシ出ししましょうか。
塩水に漬けて20分くらいしたらムシが出るそうですが、どんなムシが出ることやら。
想像と違い、ダニのような細かい虫でした。酔いも手伝ってサクサクと下処理が完了した。
1本だけ味見のためフライパンで焼いてみた。
いい匂いが車中に充満していい夢見れた。
翌日は3時に起床。朝ごはんを済ませ、身支度したら観音平に出発。
まだ真っ暗でどちらに向かって歩いたらいいのか分からなかったが無事看板を見つけた。
4:40 観音平を出発。ヘッデンの灯かりを頼りに進んでいく。だんだん東の空が明るくなってきた。
5:20 雲海。地名から雲海が見られるんだろうと辺りを見ながら進むと富士山と雲海。
これを見られただけでも来て良かった。
道は苔むしてきていい感じ。
押手川で編笠山と青年小屋への分岐になる。
記録を見るとここが分かり難く、右の方を歩くと青年小屋に導かれてしまうようです。
僕は運よく看板を見つけられたので山頂目指して進んでいく。
振り返ると正面に南アルプスがドーン!
時々振り返りながら進むとかわいい看板が。
7:15 編笠山頂上。八ヶ岳らしく岩岩の頂上。赤岳方面には厳しい山様が見える。
いつか縦走してみたいものです。
コルまで下れば青年小屋ですが紅葉の写真を撮るのでなかなか前に進めない。
やっと下方に青年小屋が見えた。
7:45 青年小屋。やっとたどりついた「遠い飲み屋」。
中に入るとお酒がズラリ。ゆっくりと呑みに来たいものです。
お酒以外のメニューを探すとコーヒーがあったので注文した。
豆を挽くので時間がかかると言いながら、僕のザックをひと目見て「それ?」って嬉しそうに笑ってたが僕も嬉しかった。
ご主人がデザインしたそうです。
編笠山を見ながら羊羹をお供に飲むコーヒーは格別だった。
30分ほど滞在して権現岳に向かいます。
狼煙場を過ぎると岩場になる。
ストックを仕舞って取付いた頂上が権現岳かな?
8:55 頂上。八ヶ岳の最南端である権現岳頂上に看板がない?
丸太があるので看板は飛ばされたのかな?
9:20 権現小屋。少しベンチで休憩しよう。
青年小屋、編笠山が一望できていい場所です。
岩峰を巻いて進むと「権現岳」の看板があった。
ここが本物でさっきのはニセ権現だったか。
9:40 権現岳頂上。劔が刺さってます。
ここからは下り基ながら見通しがいいハイウェイが続く。
この先分岐が2か所あるはずだから見過ごさないように気を付けます。
10:20 前三つ頭分岐。ズーっと下りは腿が疲れる。
休憩を入れながら下ると木に熊の爪研ぎの跡が。ここらもいるんだね。
11:55 八ヶ岳横断歩道。ここまで長かったがあと一息。
気持ちいい道が続いていました。
12:20 観音平。
帰りは小淵沢から飯田まで高速を使う。
17:00に帰宅したら片付けしながら松茸やジンギスカンの準備をする。
夕食はジンギス、焼き松茸と松茸ごはんで家族にも満足してもらって良かった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます