登山を始めた頃、選ぶ対象はどうしても100名山になる。
その頃から一度は行きたかった山、空木岳。
周囲の地形から滑る対象にはならず、アプローチも長いので、ずっと手付かずだった。
地図を見ていたら
管の台駐車場(3:00)ー空木岳(10:00)ーロープウェイ(17:00最終)ーバスー管の台駐車場
と文明の力を借りれば周回できるんじゃない?
最終ロープウェイに間に合わなかったらエスケープに檜尾尾根を使ってもいい。
3:30 予定より30分遅れで管の台駐車場を出発。少し迷いながらも登山道を見つけた。
森に入ると本当に真っ暗。熊が怖くて歌を唄いながら行く。
4:50 空木岳登山道入り口駐車場。
周りの人も5時出発が多いらしく前後に人がいて安心。
森の中のモヤは神秘的でいいね。
明るいから上に行けば雲海の上を歩けるかも知れないと心が躍る。
水場では水を浴び、飲んだ。冷たくて美味しい水でした。
朝メシにとおにぎりを1個食べる。
迷い尾根辺りからお花が出てきて撮影のために足が止まる。
花の名前は分かりませんが癒されます。
8:40 空木平分岐。ここからは気持ち良い尾根歩き。
ちょっと外れたところに大きな岩があったので休憩。
貸切状態だったのでおにぎりを1個食べる。
駒石は一目見て分かった。登っている人がいたが僕はパス。
ここからも奇岩が続き、興味深々。
駒峰ヒュッテはガスの中。
山頂方向もガスの中。
10:00 空木岳(歩行距離11.5km)。
出発の30分遅れは取り戻したが、甘納豆を食べたらすぐに出発した。
ここからも奇岩に撮影が止まらない。
鎖場もありました。
少しづつガスも取れてきて周囲の景色も見れました。
南駒ケ岳をバックにお花畑を撮影。
11:40 東川岳。
宝剣から縦走してきた人に話を聞くと、今日は午後から雨の予報。
ここらで大きく休憩したかったが、檜尾岳は14:00に通過しないとロープウェイに間に合わないことから
歩きながらの水分補給と糖分補給(甘納豆)となった。
これが裏目に出たか全然スピードが上がらない。
景色はたまに雲が切れて遠くが見渡せる。
空木岳へ登ってきた尾根も見えて感激。駒石もしっかり見えた。
スピードが上がらない原因はこれかも。
13:15 熊沢岳。
ウ~ン、もうロープウェイは無理だな。
とにかく雨降り前に檜尾岳分岐に着きたい。
ほら、もう遠くで雷が鳴り出した。
それを遠耳に聞きながらも花の撮影が止まらない。
檜尾岳手前ではもう名残惜しい気持ち。
14:45 檜尾岳(累計歩行距離17.6km)。
あとは下りるだけだから大休止しよう。おにぎり1個食べました。
分岐を下りていくと避難小屋。作ったばかりかとても綺麗。中も綺麗でした。
水場があるので補給していきましょう。
水はチョロチョロで500cc貯めるのも時間がかかる。
小屋泊の人が譲ってくれたのでお先にと補給させてもらうが、ペットボトル2本貯めるのも申し訳なく、
これだけあれば下まで持つからと1.5本で止めておきました。
檜尾登山道は廃道同然かと思いきや、しっかり整備してくれてあってうれしい。
延々と急斜面を下って行くのでしんどい下りでした。
18:40 檜尾登山道入口(累計歩行距離24.5km)。
最終バスは17:36なので舗装路を歩くしかない。
嫁に状況を電話し、今日は車で寝て朝帰ると伝えるとアスファルトに大の字で休憩。
心の片隅には、バスは無くても職員が通りかかって乗せてもらえるかも・・・
などと淡い期待もあったが5時ピタで帰宅のようだ。
トボトボと歩き出した。固いアスファルトは足裏が痛くなります。
山の間から街の明りが見えた時はうれしさと共にあとどんだけ?
とにかく足を前に出せばいつかは着くんだ。
20:15 管の台駐車場に到着(累計歩行距離29.7km)。
あと1時間早く出れば完全に縦走できたが、半分で終わって残念。
これだけでも十分満足の山行でした。
このルート以前私も歩いて菅平から登山口が分からずウロウロした記憶がありますが、だいぶ前なのかな〜ブログにアップしてなかった。(*^^*)
ロープウェイから登り空木岳の小屋で泊まった記憶も有ります。結構な縦走なので疲れたでしょう〜天気はイマイチだったみたいですが、岩巡り花巡りで良い山行でしたね。
今週よろしくお願いします(^O^)/
気付けば穂高日帰りと同じくらいハードな山でした。苦労が多いほど記憶に残るので今回の山行もいい思い出です。
週末は僕も楽しみにしています(^^♪宜しくお願いします。
ロープーウェイを逃した瞬間、自分だったら泣きが入ります。立ち直れないかも。
奇岩が多く楽しめるようで、自分も、今年は中央アルプスに出現予定です。
ロープウェイは頑張ればなんとか間に合うかなーとも思いましたが急いで怪我したり、いい景色を見逃したりするのが嫌で、すぐに気持ちを切り替えられました。
ここらが僕の弱いところかもしれません。
中央アルプスの稜線はホントお勧めです。天気がいい秋にまた来たいと思いました。