周防大島の歴史写真集をめくると、そこにはあどけない絣姿の子供たちや縞柄の仕事着でたくましく働く大人たちに出会う。そんな庶民の愛用した着物の柄作りの方法や技術を習得できたならば、それはそのまま大島の財産になるのではなかろうか。そんなに気負らなくてもいいと思うが、絣の経糸作りは佳境に入った!
2度目は、製織がスムーズにいくように糸の強化と市松模様の柄がづれないよう行った。
二反分の市松文様のになる経糸たち。
手のひらに糊をとり、ペタペタと軽めに付けていく。
⑥経糸の糊付け(11/13)
1度目の糊付けは、糸の強化と毛羽立ち防止、糸に膨よかさを持たせるために行った。そして、
2度目は、製織がスムーズにいくように糸の強化と市松模様の柄がづれないよう行った。
二反分の市松文様のになる経糸たち。
手のひらに糊をとり、ペタペタと軽めに付けていく。
軽めでは柄がづれてしまわないか心配だったので、しっかり付けだがそれが大失敗!糊の乾かないうちに糸を捌き終えればそれもよかったのが、完全に乾いてしまった。霧吹きで再び湿らせつつ糸を捌く大変な二度手間になってしまった。(続く)