はた織り倶楽部 糸をかし

はた織り倶楽部 糸をかしの日々の活動と移りゆく季節を愛でてみる。

小呂菜香メモリアル 経絣教習その3

2022-03-31 18:40:00 | 糸紡ぎ&はた織り
周防大島の歴史写真集をめくると、そこにはあどけない絣姿の子供たちや縞柄の仕事着でたくましく働く大人たちに出会う。そんな庶民の愛用した着物の柄作りの方法や技術を習得できたならば、それはそのまま大島の財産になるのではなかろうか。そんなに気負らなくてもいいと思うが、絣の経糸作りは佳境に入った!

⑥経糸の糊付け(11/13)
1度目の糊付けは、糸の強化と毛羽立ち防止、糸に膨よかさを持たせるために行った。そして、

2度目は、製織がスムーズにいくように糸の強化と市松模様の柄がづれないよう行った。



二反分の市松文様のになる経糸たち。




手のひらに糊をとり、ペタペタと軽めに付けていく。
軽めでは柄がづれてしまわないか心配だったので、しっかり付けだがそれが大失敗!糊の乾かないうちに糸を捌き終えればそれもよかったのが、完全に乾いてしまった。霧吹きで再び湿らせつつ糸を捌く大変な二度手間になってしまった。(続く)



はた織り体験の延期ー新型コロナウィルス感染拡大防止措置

2020-02-28 14:48:00 | 糸紡ぎ&はた織り
 周防大島服部屋敷のひな祭りも今年で5年目の開催となる予定でしたが、新型コロナウィルス感染拡大防止のために中止となりました。
楽しみにしていた皆様には本当に申し訳ありません。
はた織り体験は延期といたします。ウィルス感染収束の兆しが見えたころ、再度開催いたしますね。


準備周到、早めに飾られたお雛様。お客様を待ちわびていたのですが‥



経糸が新しく掛けられ、はたごしらえも万全でありましたが、体験会は延期。待ちぼうけのはた織り機たち。


昨年の秋、大収穫であった
                白綿花、緑綿、茶綿を展示。



周防大島 越冬完熟早生のお裾分け

2020-02-03 21:42:00 | 糸紡ぎ&はた織り
新年早々のはた織り工房立ち上げ❗️

小さな古民家を借り受けました。江戸末期築で、150年の間、何度か貸し出され、庶民の生活を支えました。令和二年の新年、はた織り工房として生まれ変わりました。


南側の縁側。以前はすぐ下が海だった。今は埋め立てられ県道が走ります。 


糸紡ぎの間。


はた織り機も運び入れ、作業開始!昨日今日は整経準備(小管巻き)に明け暮れました。