ホーム

駅のホームは、待ち時間をつぶすのが難しい場所だ。
傘ゴルフ族は、バブルと伴に絶滅したようだが、もしかしたら、まだ、生息個体がいるかもしれない。
私は、電車待ちの時間や電車の中では読書と居眠りで過ごす。読書は、もっぱら文庫本である。新聞のほうが軽く捨てやすいので、新聞にしたいが、都会のサラリーマンの様に上手くさばけないから、文庫本なのである。
最近、職人技で新聞をさばく顔見知りのおじさんを久々に見かけた。その手には新聞はなく、タブレットが握られていた。
何度もタブレットの向きを変えたり、二本の指を開いたり閉じたりしている。
時代はIT 時代、通勤の達人がまた一人消えてしまった。