今年の山口の夏は本当に暑かった〜☀️
やっと夏日から脱出できて身体も楽になった感じです。
8月の終わりに読んだ本
なかでも、「ペンギン・ハイウェイ」森見登美彦著はちょうど夏の終わりに読むのにバッチリな本でした。
だいぶ前に買って積ん読してたのに、ちょうどいい時に手にとって良かった🤗
森見さんの本は一風変わったものが多くて結構好きだったけど、この本はダントツで面白くて、迂闊にも感動しちゃいました😉
主人公の少年がまずとても魅力的!
とても理路整然とした思考回路で、普通は違うよねと思うのだけど、そうだよね!と思うところも多くて、こんな感じで過ごしてみたかったな~~なんて思ってしまったのでした。
かわってるけど、私は大好きだな!
少年を囲む両親や友達も一人一人が何処にでも居そうだけど個性が際立っていて面白い。
お話はSF大賞とったくらいだから森見流の奇想天外なものだけど、自然に引き込まれていくので私は違和感なく読めて、子どもの時代へのノスタルジーも感じつつ、最後にはちょっと泣けるという私的には夏の終わりには最高の小説読んだな~~なんてちょっと大袈裟に思ったのでした。
解説を萩尾望都さんが書いていて、「アオヤマ君は泣かないっていうけど、私は泣く」って書いていて、私も激しく同意したのでした。
カズオ・イシグロの「忘れられた巨人」も積読されていたのを読んだもの。
こちらは舞台が昔のイギリスで、謎めいたところは同じだけど主人公が老夫婦のダークファンタジーという感じのお話でした。文章が読ませてくれるイシグロさんなので、どうなるのかしら?と思って最後まで興味深く読んだけど、ちょっと暗かったな。本当はもっと深く読み込むべきお話なのかもしれないけど、若干夏バテの残った頭ではそれができなかったのかも。
「ダメ女・・・」はアメリカのお料理が苦手な女性に基礎からお料理を教えたらどうなるか?っていう本で、著者が来日したニュースを見て買ってみました。アメリカだけでなく日本にももちろんお料理が苦手な人はいると思うけど、必要とするスキルと食材などが微妙に違っているところが面白かったのでした。
まともな包丁を買って使うってところから始まるのだけど、たしかにアメリカの安い(普通に売ってる)包丁は切れないし、なぜか何本もセットで売ってた。日本では安い包丁でもそれなりに切れるけど、一本でいいから良い包丁を持って、常に切れる状態にしとくって大事よねと思ったのでした。(この前包丁を断捨離したところだったのでタイムリー)
一番面白かったのは、鶏のさばき方を最初のほうでやってたところ。アメリカでは鶏の丸焼きなどがポピュラーだから一羽で売ってることが多くて、部分で買うよりもずっと安いから、一羽買ってさばいて食べたらいいのよ!ってことで皆さんで実行していました。日本の食習慣との違いだな~~と感心したところでした。
などなど、なるほどねと思ったり、アメリカの食事情がちょっとわかったりとなかなか興味深い本でした。
村山早紀さんの「桜風堂ものがたり」は本が好きな人、本屋さん好きな人向けの本。
本屋さんって同じように見えても、並べてある本や並べ方が違うのだけど、そこにこんなに愛情かけてる書店員さんがいてくれるならいいな~~なんて思いました。
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